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不登校の子供に在宅しながら自信と「手に職」を!民泊経営という学習-3


3 コミュニケーション能力向上で得られる自信と生きる道。


子供さんの不登校に対してホームステイなどに取り組む場合、見誤ってはならないことがあります。それは、必ずしもそれらの取り組みのゴールは「学校復帰である必要はない」ということです。


仮にホームステイ受け入れを経た子供さんが学校に復帰しないとしても、取り組みを始める前と変化が生じているなら、焦らずに様子を見て、取り組みを続けましょう。


3-1.社会で役立つ能力は、「学力」よりも「コミュニケーション能力」?


社会に出るまでは、試験を課せられたり最終学歴を尋ねられたりと学力が重要視されますが、実際に社会に出てみると、学力も学歴もあまり意味を持たないことに気づきます。日本の場合は特に、斬新な発想や能力は歓迎されず、周りと協調しながら仕事を進める能力が重要で、つまりコミュニケーション能力の重要性が学生時代以上に増します。


日本の学校教育や一人っ子の多い現代家庭では、この力はあまり身に付きません。そのため、ホームステイ受け入れで様々な国の初対面の人々と上手く交流する能力を身に付けたなら、むしろ普通教育に真面目に通った子供たちよりも、社会生活を上手くやっていくでしょう。


3-2.人に好かれるために大切なのも、「コミュニケーション能力」である事実。


生きていくためには、お金を稼ぐ能力だけではなく、他者と関わり日々喜びを感じながら暮らすことも大切です。どれだけお金があっても、孤独では寂しいですね。


そうした面から言っても、ホームステイ受け入れで磨かれるコミュニケーション能力は非常に有意義です。圧倒的な能力や功績を見せつけても人とは仲良くできないのが世の中で、逆に何の卓越した能力が無くても人懐こい性格をした人は、人の輪の中で楽しく暮らすことができます。


3-3.コミュニケーションは、不登校の子供を新しい世界にいざなってくれる魔法のカギ!


もし、子供さんの不登校が改善されないとしても、ホームステイ受け入れの中でゲストと仲良くコミュニケーションを取って楽しんでいる(頑張っている)なら、様子を見守ってあげてください。


彼らは、ゲストとのやり取りの中から、様々なことを学んでいくでしょう。また、ゲストとの交流によって、たくさんの「コネ」が生まれます。「うちのニュージーランドの牧場で牛の世話をしながら暮らすかい?」といった誘いが、日本の社会や人間関係を嫌う子供さんの願望に、ぴったりフィットするかもしれません。


また、ホームステイをしにくるゲストは、個性的な生き方をしている人が多いです。彼らの話を聞くことで、不登校の子供さんも自分らしい生き方を見出すことがあります。



4 ホームステイ受け入れをお勧めできないケース。


あらゆる病に効く薬が存在していないように、やはり不登校の子供さん(やその家庭)の状況によっては、ホームステイ受け入れを勧められないケースもあります。


(1)子供さんが暴力的すぎる・犯罪を犯す懸念がある場合。

(2)不登校の原因が、言語能力に関する身体的障害である場合。

(3)不登校の原因が、親からの虐待や両親の不仲によるものである場合。

(4)親御さんがホームステイ交流を苦手とする場合。

(5)親御さんが多忙過ぎて、ホームステイゲストへの対応ができない場合。

(6)ゲストを受け入れられるだけのスペースが家に無い場合。


山村留学や住み込み型フリースクールに預ける親御さんの中には、手に負えない子供を放棄するような動機で踏み切ることがあります。山村留学や住み込みフリースクールの場合、それが両者にとって良い方向に傾くこともありますが、「ホームステイ受け入れ」という改善策を取る場合、親御さんにもそれなりの手間暇がかかるため、放棄的な動機で行っては上手くいかないでしょう。また、親御さんの言動に問題がある(と子供さんが感じている)場合も、ホームステイ受け入れでは改善しない可能性が高いです。



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