不動産鑑定の費用・相場は幾らくらい?不動産査定で充分なケースも。
- acousticlife111
- 2023年4月24日
- 読了時間: 3分

無駄な出費を抑えるためのお役立ち記事です。
不動産鑑定が必要だ、と思ったとき、何も考えずに不動産鑑定士に依頼を出すのは時期尚早というものです。その必要はないかもしれません。
不動産鑑定とは?
不動産鑑定とは、土地、マンション、一軒家などの不動産の適性な価値を証明することです。その書類のことを不動産鑑定評価書と言います。
これは法的な効力を持つもので、不動産を担保にお金を借り入れる際や、離婚の財産分与、不動産売買の際などに用いられます。
国家資格を保有した不動産鑑定士のみが作成できるもので、費用もかさみます。
不動産鑑定の費用・相場は?30万円は覚悟しよう。
不動産鑑定を依頼する際の費用は、内容によって異なります。
土地や建物だけなら:20万円程度
土地と建物両方:25万円程度
マンション:30万円程度
物件の評価額の規模や不動産の規模などによっても異なります。基本的に、より煩雑な調査を要する物件ほど高額になります。30万円程度は必要になるでしょう。
複数の業者に見積もりを依頼したほうがよい。
不動産鑑定の費用は、固定されたものではありません。業者・鑑定士によって金額は異なり、10万円以上の差が生じることもあるため、複数の業者に見積もりを依頼したほうがよいです。一般的に、見積もりだけなら無料で済みます。
一括査定のようなものが普及した現代、昔よりも相場は下がっています。
「不動産査定」という簡易版もある。これは無料。
不動産鑑定に似たもので、「不動産査定」というものもあります。
これは、法的な効力は持ちません。裁判などの場では公的な証明書類としては認められません。
現地調査を要さず、間取り図、書類や過去のデータなどをもとに算出するため、無料で依頼することが出来ます。普通の不動産会社や不動産仲介業者が行ってくれます。
裁判事でなければ無料の不動産査定で充分かも。
離婚の財産分与など、裁判事に用いるケースでないならば、無料の不動産査定で充分なケースが多いです。
通常の不動産売買の際も、不動産査定で充分なことが多いです。
「うちの不動産の価格を調べなければ」と思っても、すぐには不動産鑑定にお金を払わず、まずは不動産査定を依頼しましょう。付き合っている不動産会社、仲介業者に依頼すればよいです。
そこで「不動産査定ではなく不動産鑑定が必要だ」と言われたらはじめて、有償の不動産鑑定を検討すればよいです。
その際も、「本当に不動産鑑定が必要ですか?不動産査定で充分では?」と押したほうがよいです。不動産会社が鑑定士と癒着の関係にあり、強引に取得させようとすることもあります。
いかがでしたか?
不動産取引の際には何かと書類が必要になり、その費用がかかります。
しかし、中には省略できるものもあるものです。
最低限の知識は身に付け、業者の言いなりにはならないようにしましょう。