不動産投資を行う人は、より高利回りな物件、より高く売れそうな物件を探し求めるでしょう。
いわゆる「掘り出し物物件」を探します。
それらは一体どこにあるのでしょうか?どうやって見つければよいのでしょうか?
掘り出し物物件は不動産会社に持っていかれてしまう。
結論から言って、掘り出し物物件を一般の投資家が手にすることはほぼ無理です。
なぜなら、掘り出し物物件は不動産会社が自社で買い取ってしまうからです。
掘り出し物物件を誰かが売りに出したとき、それを仲介する不動産会社は「これは収益性が高い物件だな」と察知すれば、それは自社での運用に回してしまいます。
こうして、S級な収益性の物件は市場に出回る前に消えてしまいます。
「不動産投資 マンション 掘り出し物 穴場」などと探しても無意味。
投資収益性の高い物件を求めて「不動産投資 マンション 掘り出し物 穴場」などとインターネット検索する人がいるでしょう。
お気持ちはわかりますが、これも無意味な不毛な作業だと気づきましょう。
不動産物件を掲示しているサイト・会社はすなわち自分でも投資運用を行います。確実性の高い・収益性の高い物件を仕入れることが出来たなら、律儀にリスティングを表示する前に自分で確保してしまいます。
掘り出し物物件を、見ず知らずの投資家に公開しようとする業者はないのです。
「そこそこの掘り出し物」は、目利きのある人なら見つけることもあるでしょう。
少なくとも投資初心者が、掘り出し物物件を簡単に紹介してもらえることは、ありえないと言えます。
不動産業者は「投資家からお金を取ろうとしている」ことを肝に銘じて。
不動産物件の情報を紹介している業者は、ボランティアで行っているわけではありません。「不動産を買おう」と考えている投資家からお金を取るために、サイトを執筆しているのです。
すると「掘り出し物物件がここにあります!」「こうやって見つけます!」などと書いている記事は、それをクリックした「あなた」からお金を取ろうとしているのです。
それは、そこそこの物件を「掘り出し物!」と誇張して売りさばこうとしているか、またはセミナーや情報商材を売ろうとしているでしょう。
あなたを釣るための撒き餌なのです。
大きく儲けようと欲を出せば出すほど騙されやすくなるので、気を付けましょう。