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不動産投資の参考に~外国人観光客が増加!足りない宿泊施設を民泊が補う-3


5 ホームステイ型民泊の内情…月収5万が関の山。それでもOK?


しかし、はっきり言って、ホームステイ型民泊は、儲かりません。

莫大な収入を生み出すことは、できません。

3LDKの1部屋を貸しても、1泊2~3,000円程度で、100パーセント近い稼働率を目指すなら、2,000円程度でないと難しいです。すると、せいぜい1ヶ月あたり5~6万円程度が現実的な数字なのです。

もちろん8万、10万と稼ぐホストはいますし、そういう月もあるでしょうが、それは標準値とは言えませんから、「あくまで月収5万円程度のビジネスだ」と考えておくのが良いでしょう。

副業や趣味の範疇であり、一攫千金やメインの職業としては、向いていません。


5-1.民泊運営には、ドラマチックな価値がある。


では、民泊運営なんてやる価値はないのでしょうか?

それは、各人の感性によってまったく異なるのです!

民泊というものを、お金儲けの手段としか考えていないのであれば、あまり価値はないと言えます。5万円でも収入は収入ですが、それを稼ぐためにはそれなりに手間ひまがかかります。同じ時間をほかのことに費やすほうが、収益額としては大きいかもしれません。

しかし、【民泊には、「お金ではない価値」がある】のです!

それは、民泊を利用したがる外国人観光客が望んでいることと、同じです。「交流」であり、「体験」です。


「外国人をお泊めする」という言葉に、ワクワクやドキドキを感じるタイプの人にとっては、民泊の運営は、人生を大きく転換させるほどの価値があります!これは大げさでもなんでもありません。

民泊客との交流は、いつだって何かしらのドラマを生み出してくれるからです。あなたが人情的であればあるほど、ドラマの数は増え、感動の度合いも大きくなります。

通常のサラリーマン労働や学生生活、ママ友交流などでは味わえないようなドラマが、目白押しなのです。

毎日毎日、家の中に楽しいことがあるのです。


5-2.民泊は、小よく大を制する。肩肘張らないほうがいい。


民泊に、金銭的な魅力よりもドラマチックな魅力を感じて、運営してみたいなと思ったなら、ノウハウサイトはあまり見ないことをオススメしたいです。また、ノウハウサイトを丸写ししたような小奇麗な施設のリスティング(Airbnb上の物件紹介ページ)も、あまり見ないほうが良いでしょう。

それは、「あまりにも小洒落すぎているから」です。

日本人は、日本人の感覚からビジネスを考え、民泊施設のデザインを考えます。ヨーロピアンなオシャレな家具や、至れり尽くせりのアメニティグッズ、そうしたものこそがゲストに喜ばれると考えています。しかし実情は、そうでもないのです。

これは、たとえば、携帯電話業界を思い出してください。

日本の携帯業界は、シャープやソニー、NECといった大手メーカーがしのぎを削り、カメラ機能やお財布機能、テレビ機能まで詰め込んだ、超高性能ガジェットに進化しました。

しかし、外国人にはさっぱりウケなかったのです。「ガラパゴス携帯」と揶揄されたのは、記憶に新しいことでしょう。

そうした、「何でもかんでも詰め込んだ、完璧なもの」というのを、外国人はあまり求めていません。

日本人ほど清潔観念は高くありませんし、同じ部屋の中で寝泊りするようなことにも、そんなに抵抗を感じていません。また、ヨーロピアンなデザインというものにも、大きな魅力を感じてはいません。

なので、見た目や接客をシティホテルっぽく洗練させようとすることよりも、まずは、「家庭的な暖かさ」を提供してあげることを、重視しましょう。

その次の段階として、サービスの幅を広げる見地から、アメニティの充実を検討してみたり、オシャレなソファを導入してみたり、すると良いでしょう。


5-3.無線LANと洋式トイレ、この2つは重要度◎(ニジュウマル)


庶民的な民家でAirbnb(エアビーアンドビー)を始めるにあたって、ぜひとも押さえておきたいのは、以下の2点です。


・無線LAN

・洋式トイレ


この2つに関しては、重要度が◎(ニジュウマル)なので、対策を考えましょう。


・無線LAN

無線LANとは、パソコンやスマートホンなどでインターネットをするために、電波を飛ばす機械のことです。Wi-Fiと同じような意味です。

この無線LANに関しては、ちょっと無理をしてでも導入しましょう。ご年配の方々はちんぷんかんぷんかもしれませんが、若いご家族や電気屋さんに頼んででも、導入をしたほうが良いです。月の費用は4,000円くらい、初期費用も5,000円くらいで済むでしょう。


・洋式トイレ

次に、トイレについてです。家屋の造りに関しては、昔ながらの和風なものでも問題ありません。問題ないどころか、和風なもののほうが好まれることも多いです。畳やふすま、障子、床の間、コタツなど、日本的なものですね。

しかし、ことトイレに関しては、和式便器はあまり宜しくありません。「しゃがむ」というポーズを取れない外国人も少なくなく、和式便器は敬遠されがちなのです。また、好まれるか否かだけでなく、上手に用が足せずに汚されてしまうことも、多発するでしょう。


民泊やAirbnbの準備に関しては、もちろんもっとたくさんのアイデアやコツがあります。それに関しては、当サイト他ページにて、詳しくご紹介しています。



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