不動産投資で社会貢献!民泊経営=ネイティブ体験、国際交流、おもてなし!-1
- acousticlife111
- 2023年4月11日
- 読了時間: 3分

Airbnb(エアビーアンドビー)をはじめとした民泊を営むうえで、やはり大切にしたいのは「おもてなしの心」です。利用してくれたゲストには、気持ちいい思いとステキな思い出を作って帰ってもらいたいですよね。それはすなわち、ホストにとっても気持ちの良い体験になり、ステキな思い出になります。
「ゲストをどうおもてなししようかな?」それを考えることはとても大切ですが、しかし、「おもてなし」の意味を勘違いしてしまっている人が多いかも・・・?
1 勘違いしないで!おもてなし=「ホテルの真似」ではない!
日本は、工業製品にせよサービス業にせよ、「きめ細やかさ」というものが世界の先進国の中でも抜け出た長所になっています。それはもはや、ファーストフードの接客が、欧米の高級ブランドの接客とそん色ないと驚かれるほど!しかし、「おもてなし」というのは、細かいサービスやアイテムをなんでもかんでも詰め込めば良いというものではありません。これは、民泊には特に言えることです。
1-1.メディアが扇動する「おもてなし」は、「高品質だけど高値」がもっぱら。
資本主義志向の活発な近年の日本では、「おもてなし」という日本の伝統的な文化についても変化が表れています。オリンピックの誘致戦略などでみられたように、「とにかく高級なモノとサービスでごきげんを取ろう」という考えなのです。しかしその代わり、その高級なモノやサービスを仕入れるために多額のお金を払い、かつ消費者に払わせることになります。
1-2.現代日本が多用する「おもてなし」は、高級ホテルや高級ブランドのビジネス手法。
こうした、近年の日本が多用する「おもてなし」は、高級ホテルや高級ブランドが採用している手法によく似ています。では高級ホテルや高級ブランドが何のためにそうした手法を採用するかと言えば、「より高い報酬を得るため」という利益主義的な動機によるものです。
これは、本来の意味での「おもてなし」と呼べるのでしょうか・・・?
1-3.民泊ノウハウ業者も、おもてなしノウハウとして「高級ホテル風」を推すが・・・。
こうした「おもてなし観」は、昨今の民泊業界にも浸透してしまいました。民泊のノウハウサイトを覗いてみると、その多くは、「高級でセンシティブなインテリアを並べ、便利なアメニティグッズやウェルカムティーをサービスしましょう」といったことを教えます。
これは、高級ホテルを真似するイメージで語っているようですが、しかし、それは本来的な意味でのおもてなしとはズレているかもしれません。「おもてなしにも様々なものがある」と言うこともできますが、しかしでは、「民泊のゲストが望むおもてなしと一致しているか?」と考えると、それはやはりNOと言えるでしょう。
1-4.民泊ゲストが求めている体験は、「日本らしさ」と「気遣い」そして「安さ」の複合的満足。
高級ホテルふうのインテリアや使い捨ての清潔なアメニティグッズを求めているなら、その人は民泊ではなくホテルに泊まるのです。ホテルが満室ゆえ民泊サイトで部屋探しをしているケースもありますが、それは民泊ユーズの主流ではありません。
民泊ゲストが民泊滞在で求めている体験は、「日本らしさ」と「温もりの感じられる気遣い」、そして、それがゲストハウスのような安い料金で得られることを期待しています。
送迎をしてあげる代わりに送迎の人件費を宿泊代金に織り込むのは、「ホテルのおもてなし」としては常識であっても「民泊のおもてなし」としては正しくありません。