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不動産投資で感動体験!人間愛を深める民泊の魅力-2


2 お礼の手紙を貰ったということは・・・ゲストは「プライスレス」を感じたということ!


あなたが民泊ゲストからお礼のお手紙を貰ったなら、それはそのゲストが、トピック1で記したような「プライレスな感動」を、あなたの民泊滞在を通して味わったということなのです!


もちろん、筆不精な人もいれば筆好きな人もおり、一概に言えることではないのですが、あなたが民泊ゲストからお礼の手紙を受け取ったのであれば、そのもてなしはかなり成功したと思ってください。



3 お手紙の多くは、民泊サイトのレビューに置き換えられる時代になった。


ひと昔前までは、民泊ゲストが宿泊滞在に感動を覚えたなら、その気持ちはもっぱら、「直筆の手紙」という形で民泊ホストに伝えられたものでした。しかし、近年はそうではありません。民泊の主流がAirbnb(エアビーアンドビー)となったことで、「お礼の言葉」のほとんどは、ネット上のレビュー欄で贈られるようになってきています。


3-1.良質なホストであるかどうかは、レビュー欄を見ればわかる。


一般的にAirbnb(エアビーアンドビー)ユーザーは、ホストの質を見分ける基準として、「レビューが何件付いているか」、または「スーパーホストであるか」をチェックします。しかし、こうした基準は実は、あまりホストの質に比例してはいません。質が悪くても値段が格安なら予約は殺到し、レビュー数は積み重なりますし、スーパーホストには、小細工を使って5ツ★を獲得している狡猾な人が多く、この称号にあまり信憑性は無いのです。


それに対してレビューコメントには、ゲストたちの真実の声が反映されやすいです。良質なホストに対してのコメントは、大抵の場合とても長文になっています。褒める部分がたくさんあるか、または共有した喜びがたくさんあるゆえ、自然とコメントは長くなるのです。そのコメントが「!」を多く含む興奮したものであるなら、ゲストの感動は間違いありません。


3-2.催促をしなくてもゲストレビューが付いていた?それは手紙を貰ったのと同じこと!


単純にゲストからレビューコメントを貰うだけなら、そう難しくはありません。まずゲストのレビューを書き、そしてゲストに「良かったらレビューを書いてください」とお願いすれば、大抵のゲストはその要請に応じてくれます。


しかし、あなたがレビューコメントを請う前に、ゲストがレビューを書いてくれていたなら!それはそのゲストが、あなたの民泊でとても嬉しい気持ちになった証拠!その嬉しい気持ち・感謝の気持ちを伝えたくてたまらないから、即座にレビューコメントを付けたのです。これは、直筆の手紙を贈るのと同じくらいの感動だったと考えて良いかもしれません。


3-3.「批判」と「提案」を勘違いしないで!「提案」は愛情表現です!


Airbnb(エアビーアンドビー)のレビューコメントで、ゲストから「もっと〇〇だと良いのに」といった内容が綴られることがあります。こうしたコメントを見ると、「批判された!」と感じて気分を害したり、そのゲストに憎しみを感じたりする人がいますが、慌てず冷静になってください。


その文面を、よくよく観察してみましょう。そこに攻撃的な言葉は含まれていますか?攻撃的な言葉が含まれていないなら、それは「批判」ではありません。純粋に「もっと〇〇したほうが良い」という内容だけなら、それは「提案」です。あなたの民泊をもっと人気の物件にしてあげようと思い、エールを送ってくれているのです。これは批判ではなく「愛情表現」ですから、くれぐれも勘違いをしないでくださいね!



4 農家民泊の手紙から読み取る、日本人の民泊観。


民泊に対する感覚は、日本人は他の国の人々とはかなり異なっています。近年、修学旅行に農家民泊体験を採用する中学高校が増えていますが、こうした学校の生徒さんたちが綴った民泊ホストへの手紙を眺めてみると、日本の民泊観が見えてきます。


4-1.訪問するまでは緊張するけれど、あいさつを交わせばすぐにホっとする人が多い。


生徒たちの手紙で非常によく綴られる内容が、「行く前はとても緊張していたのですが・・・」というフレーズです。ホテルや民宿に泊まる前に緊張する人はいませんが、民泊は一般人の家に泊まり、そこの人々との距離がとても近いことから、緊張やためらいを感じてしまう日本人が多いのです。


しかし、生徒たちの手紙が言うには、その緊張は皆、杞憂に終わっています。民泊の農家に赴き、ホストファミリーの笑顔を見たら、もうそこであっさりと、緊張は解けてしまうようです。


4-2.日本人の民泊嫌いは、ただの「食わず嫌い」?


日本人の多くは、民泊という宿泊スタイルを敬遠しがちです。それは、学校で無理やり連れていかされた生徒たちと同じように、一般家屋での交流に緊張や戸惑いを感じてしまうからだと思われますが、しかしこの緊張や戸惑いは、杞憂にすぎない可能性が高いのです。


実際に泊まってみれば、優しいホストが多く、楽しい体験になることが多いわけなのですが、それがわからないために、食わず嫌いになってしまうのでしょう。そして、ネットやニュースで語られる噂だけを信じて、嫌悪感情ばかりが益々ふくらんでしまっている・・・それが多くの日本人に見られる民泊観であるようです。


4-3.民泊ホストが用意すべきは、コミュニケーションとプライバシーの両方。


そんな日本人の民泊観を考慮すると、民泊ホストが用意すべきものは、「コミュニケーション」と「プライバシー」の、相反するような位置関係にある2つのものです。


外国人の民泊ゲストの場合、プライバシーのまるで無いリビング泊でもいとわない人も多く、「盛んなコミュニケーション」こそが喜ばれます。しかし日本人の場合は、コミュニケーションの前に「プライバシー」が必須なのです。まずは、「あなたは個室で一人、ゆっくり静かに過ごせますよ」ということを伝えてあげましょう。Airbnb(エアビーアンドビー)のリスティング(お部屋の詳細ページ)などに記載すると良いです。そして、ゲストが到着した直後も、あまりベラベラと話しかけるのではなく、「どうぞ、個室でゆっくりくつろいでくださいね」と相手のペースを尊重してあげてください。


チェックインのあいさつの段階で、あなたの笑顔を見て安心を覚えたゲストは、「あなたの自由時間ですよ」と言われてもリビングであなたと話し続けるでしょう。


そうでない場合は、むやみにおしゃべりやレジャーに誘うのではなく、「気遣いの言葉」を掛けてあげるようにします。「何か困ったことはない?」「今日のお出かけは無事だった?」といった具合に。それにより、「ホストは安心できる人だな」とゲストが感じたなら、ゲストは少しずつ、あなたとの距離を縮めてくれるはずです。それから深い交流を交わせば、それは繊細な日本人ゲストにとっても、とても心地よい民泊交流体験となるでしょう。



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