民泊ホストを営んでいて嬉しいことの一つに、「お礼の手紙」が挙げられます。もてなしてあげた民泊ゲストがどのようなことを喜び、どのようなことに感動したか、それを具体的に知れるのはとても有意義ですね。そしてまた、新しいゲストに感動してもらうべく、工夫を凝らしたくなります。
民泊ほど人の暖かさを、人間愛を感じられるものがあるでしょうか?
1 民泊ライフを楽しむヒケツは、お金にこだわりすぎないこと!
「民泊」と「手紙」。この2つの言葉の組み合わせにピンときたあなたは、民泊ホストにとても向いていることでしょう。民泊ライフを楽しむヒケツは、お金にこだわりすぎないこと。「手紙」はそれを象徴していますが、手紙以外にも幾つか、キーになるものがあります。
1-1.お土産をもらったら、そのお土産に込められた「思い」をかみしめて。
民泊受け入れは、金銭的にはそう儲かるものではありません。しかし、民泊ゲストから得ているものは、よくよく目をこらせばたくさんあるはず!中でも最もわかりやすいのはお土産でしょうか。
お土産は、お金に換算すると平均して1,000円以上の価値はあるでしょう。しかし、それだけではありません!
そのお土産を、ゲストがどんな気持ちで選んだかということを、想像してみてください。多くの場合ゲストは、あなたのAirbnb(エアビーアンドビー)上のプロフィール内容などを参考にして、「〇〇さんが喜びそうなモノは何かな?」と頭を悩ませながら選んでくれています。それを思うと、一層嬉しくなりませんか?一律で同じものを贈っているだけのお歳暮やお中元よりも、ずっと心のこもった贈り物です。
また、お土産は飾っておけるものが多いですね。食べ物の場合も可愛らしい箱に入っていることが多いです。すると、貰ったとき・食べたときだけでなく、それ以降もリビングに飾られたそれを見るたびに、あなたは幸せな、暖かい気持ちに包まれることでしょう。
1-2.民泊ゲストの話は面白い!映画を観るよりずっと有意義かも!?
民泊を好む旅行者は、個性的な感性をしている人が多く、個性的な人生を歩んでいる人が多いです。すると、彼らと話しこんでみるならば、100%近い確率で面白い話を聞かせてもらえます!
こうした会話の1つ1つには、映画を1本観るのと同じくらいの知識や気づき、洞察があるでしょう。しかも、誇張じみた映画よりも、実話であるゲストの話のほうがずっと、私たちの心に突き刺さり、そして印象深く残り続けます。
映画1本と考えると2,000円くらいの価値ということになりますが、しかしそこから得られる気づきや洞察、人生の教訓や生き方の選択肢は、プライスレスとしか言いようのないほど、かけがえのない価値のあるものです。おわかりですか?10万円や100万円のお小遣いを貯めたところで、買えはしないものなのです!
民泊愛好者の多くは、これを重視して民泊ホストをしていますね。彼らの話があまりに魅力的なので、1泊1,500円でも無料でもかまわないと感じるのです。
1-3.外国人の友達が出来ることは、どれほど有意義か!
そのような、映画のようなステキなお話を聞かせてもらったなら、ぜひ、「Facebookでお友達になりましょう!」と誘ってみましょう。これであなたは、その民泊ゲストとはお友達になれました。
外国人の友達ができると、有意義なことがいっぱいです!たとえば、あなたがそのゲストの国に海外旅行に行くなら、ひょっとすると彼彼女は、あなたを家に泊めてくれるかもしれません。彼はお金を払ってあなたの家に泊まったのに、「タダでいいよ」と言ってくれるかもしれません。そのような民泊ゲストは非常に多いです。
また、泊まるのが無理だとしても、「僕がパリの街を案内してあげるよ!絶対連絡してね!」くらいのことは言ってくれるゲストが多いですね。道案内をしてくれるのはもちろんのこと、家まで通してくれて、美味しい家庭料理をごちそうしてもらえることも少なくありません。
外国で、一般人にローカルな場所に連れていってもらったり、一般人の家を覗かせてもらったり、家庭料理を食べさせてもらうことは、この上ないぜいたくです!「その国を知る」ということにおいて、高級ホテルに泊まることよりも、高級ツアーに参加することよりも、宮廷料理を食べることよりも、ずっと有意義でレアなことではないでしょうか?お金を出しても、いや、お金を出せば出すほど手に入らないものですから、まさに「プライスレス」です!
1-4.英語が上手になっちゃった!外国人と話すときに緊張しなくなった!
民泊受け入れをしていて得られる「かけがえのないモノ」の1つが、これですよね。
民泊受け入れを1年も続けていれば、確実に英会話力が向上しているはずです。学校で6年間も10年間も勉強してもろくに話せなかった英語が、民泊受け入れをした1年間で、ぐんぐん上達したのではありませんか!?いったいこのスキルアップには、幾らの価値があるのでしょう?海外留学を1年行うなら、150万円くらいは掛かります。
また、外国人と話すことに対する緊張や恐れも、吹き飛んでしまったのではないでしょうか?1年の民泊ライフを経たあとに海外旅行に行くと、以前よりもずっと積極的で愛想が良くなったアナタに気づいて、ビックリすることでしょう。
また、こうした効果はあなただけでなく、ご家族にもみられるはずです。グローバル化を目指す日本、外国人との交流を苦手とする日本において、このスキルと社交性もやはり、かけがえのないプライスレスなものですね。
1-5.民泊受け入れを始めて、外出や外食、飲み会の回数が減ったのでは?
ホテルのスタッフは宿泊ゲストと長々談笑するわけにはいきませんが、民泊ホストは民泊ゲストと友達のように交流することができるのは魅力的ですね。民泊ゲストは、民泊ホストにとって消費者ですが、その一方で、「友人」でもあります。
民泊受け入れをしていると、民泊ゲストと接することでかなりの余暇を埋めることができ、また、かなりの喜びやストレス解消を手に入れることができるでしょう。すると、レジャー目的の外出、快楽目的の外食、そして寂しさしのぎの飲み会に参加する回数が、かなり減ったのではないでしょうか?
ずいぶんとたくさんのお金が節約できたことになりますし、それらと同じだけの快楽を入手できたことになりますね。