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不動産売買に自分でDIYするリノベーションは有効か?【不動産投資】


不動産売買に自分でDIYするリノベーションは有効か?【不動産投資】

DIYのたしなみがある人や、インテリアセンスがある人は、不動産売買を行う際にそのスキルを活用したいと意気込むことがあります。古い家を生まれ変わらせれば資産価値は高まりそうですが、自分でDIYして大胆にリノベーションするのは、不動産売買において有効な手段なのでしょうか?



「手作り感満載」は現代日本ではあまりウケないかも?

結論から申し上げますと、自分で住むつもりの物件以外は大胆なDIYを自分では行わないほうが良さそうです。

なぜならば、現代日本人は住居や家具において「手作り感満載」な雰囲気をあまり好まないからです。

日本人は、工場で大量生産された既製品の精密さ、清潔さ、殺伐とした感じが好きなのです。

いかにも人が手作りした、という無造作感のあるリノベーション物件に対して、あまり良い印象を持たない傾向です。



そもそもリノベーションが必要ないかも。リフォームのほうが無難。

リノベーションを行うなら専門家に託すべき、ですが、そもそも「リノベーション」が必要ないかもしれません。

リノベーションとは一般的に、家屋の壁をぶち破って大胆に間取りを変えたり、大きな本棚を備え付けにしたり、といった大胆なデザイニングを伴います。

中古物件を買いたい人は、こうした個性的なデザインの家をあまり欲していない傾向です。リノベーションは、リフォームよりも費用がかさみ、物件価格も高くなります。そこまでして高い物件を買おうとは思わないのです。手頃で良いから普通の小綺麗な家が欲しいのです。

そして、個性的にリノベーションした家が欲しいタイプの人々は、自分でデザイナーを雇って好みを反映させたいものです。



古い家を再生させたいならリフォームで充分。

築古の家を購入して再生してから売却、ということを目論んでいるならば、リノベーションではなくリフォームで充分でしょう。リフォームのほうが安く上がり、しかし綺麗に新しく家が生まれ変わります。



リノベーションをしたいなら、宿泊施設のほうが向くかも。

個性的な家にリノベーションすることが好きなら、それは再販に出すよりも宿泊施設にして1泊ごとに料金を取る形のほうが、反響が大きそうです。

Airbnbやレンタルスペースのポータルサイトが増えていますし、立派な民泊は大手のホテル予約サイトにも登録できるようになっているので、手軽に参入できます。



いかがでしたか?

リノベーションのデザインや雰囲気のニーズには個人差が大きい、ということを客観的事実として理解しましょう。

基本的に不動産売買の場合、個性的な家よりも無難で小綺麗な物件のほうがニーズが大きいです。

ただし、売り物件が飽和しているエリアなら個性的なリノベーションで勝負するのも有意義かもしれません。

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