
不動産投資を検討して調べ始めたとき、ちょっとした違和感・疑問を感じる人は少なくないのではないでしょうか。
たとえば、初心者でも参入しやすいと言われているワンルームマンションの投資。
ローンが支払い終わった後の月収が、せいぜい6~7万円です。
「1,500万円もの資産を投じても、月収7万円・・・!?」
それでは割に合わないと、もっと高利回りな不動産投資を調べたりするのでしょう。
高利回りな案件ほど、赤字リスクも大きい。
ワンルームマンションよりも高利回りな不動産投資も、あるにはあります。
しかし、「地方の中古マンションで穴場な物件を発掘してリフォームしてから転売・・・」などと、なにやら複雑そうですし、都会への人口集中が続くこのご時世で地方の不動産投資は怖くも感じます。
このように基本的に、高利回りな案件ほど赤字リスクも大きくなります。
それなのに欲張って高利回りな案件に手を出そうとうすると、案の定あとで泣くことになってしまいます・・・。
どうすればよいのでしょうか?
不動産収入で「生計」を目指すなら、高利回りではなく複数運用を。
不動産収入で「生計」を立てたい。
不動産収入で月収20万円は欲しい。
そのように考えている場合、コツがあります。
高利回りの案件を探すのではなく、複数の物件を所有するようにしましょう。
都心のワンルーム投資は月収7万円に過ぎませんが、それを4軒運用するなら月収28万円になる、という感じです。
不動産投資家には複数の物件を所有する人が多いですが、それはこういう動機もあります。
「高利回り!」をアピールする企業や案件は、不誠実なものが多い!
「この案件は高利回り!」と声高にアピールする企業や案件は、投資家から巧妙に資産をせしめようとする不誠実な人が多いです!
「高利回りで手っ取り早く大儲けしたい!」と卑しく考えれば考えるほど、不誠実な業者やワークショップ講師に巡りあってしまいがちなのです!
「堅実に投資をしていきたい」と考えているなら、「高利回り!」という言葉に着目しないほうがよいです。
厳密に言えば、「都心ワンルーム投資×4」も良くない。
「より堅実に投資していきたい」と考えるならば。
厳密に言えば、「都心ワンルーム投資×4」という分散投資も良くないです。
当サイトの記事のあちこちに書いていますが、不動産投資のコツは、「空室リスクを未然に防ぐこと」にあります。だから、もし空室が続くなら友人や親族に住んでもらうように膳立てするのが良いのですね。
しかし、「都心ワンルーム」という同じ内容の物件を複数所有すると、それを必要としてくれ知人を複数見つけ出すのは難しくなります。
そのため都心ワンルーム投資から始めるなら、分散投資はそれ以外のジャンルのものを選ぶほうが賢いです。ファミリーマンションにしたり、コインパーキング経営をしたり、といったことです。
不動産ではないものを使って分散投資をするのもよいでしょう。
いかがでしたか?
たくさん稼ぎたいから複数所有をするのではなく、「堅実に稼ぎたいから」複数所有をする、という考え方もあるのです。