不動産投資は、特に初心者のうちは、自分一人で完結することは出来ません。
不動産仲介業者、不動産投資会社と呼ばれる専門家と委託して、タッグを組んで賃貸経営をしたり、アパート管理を行ったりします。
何かの業者を選ぶ際、「大手企業の方が良いに決まっているだろう」と考える人がいるでしょう。不動産仲介業者も、大手であればあるほど良いのでしょうか?
「大手だから良い」とも言えない。「大手だから悪い」とも言えない。
結論から申し上げますと、「どちらとも言えない」です。
「大手だから良い」とも言えませんし、「大手だから悪い」とも言えません。
最終的にはやはり、数社での比較が必要で、それはwebサイトの内容だけでなく不動産投資セミナー、相談会での印象や提案内容などを、比較・吟味することが大切です。
「大手だから丁寧」なこともあれば「大手だから雑」なこともある。
あなたは、「大手のほうが仕事が丁寧だ」と思っているでしょうか?「大手のほうが仕事が雑だ」と思っているでしょうか?
そのどちらもあります。「あそこは大手だから仕事が雑だった」などと愚痴をこぼす人を見かけますが、大手ゆえに丁寧なことも、大手ゆえに雑なこともあります。
大手は一般的に、教育マニュアルがしっかりしています。
そのため、あなたの問い合わせに対してかっちりしたビジネスメールで返答が来るでしょう。「いつ」「どこで」「幾らで」と要点がしっかり網羅されており、無駄なやりとりが少なく済みます。
しかし、大手ゆえに担当が分担されており、あなたの担当が有給休暇で旅行に行くと10日間も返事がない、といったことも起こります。代理の人がいても、「詳細がわからないので再度説明していただけますか?」などと言われてなかなか進みません。
「大手だから安い」こともあれば「大手だから高い」こともある。
アパート管理やリフォームの費用などについても、「大手だからこそ安い」こともあれば「大手だからこそ高い」こともあります。
大手企業は効率化が得意で、そのために資材を安く仕入れたり、出張スタッフが1日2件回れるから安くなったり、します。
しかし、大手企業ゆえに中間マージンが複数入って費用がかさんだり、大手企業ゆえに強気な価格設定をしている(殿様商売)こともあります。
いかがでしたか?
このように、様々な面で「大手ゆえにメリット」なこともあれば「大手ゆえにデメリットなこと」もあります。
中小企業のほうが小回りが利き、社長が直接サービスをしてくれたり高い手腕を発揮してくれたりすることもあります。
パートナー企業を選ぶ際は、「大手かどうか」や「周囲の評判」だけで決めず、自分で打ちあわせなどをした印象で、最終決定をしましょう。
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