3 「ワンルーム賃貸」で民泊受け入れを実現する、ウルトラCなアイデア!
法律の面からも、大家さんや管理組合の面からも、ワンルーム賃貸における民泊は、「とても厳しいですよ!」「やめておいたほうが良いですよ!」という論調になってしまうのが実情です。しかしこのページは、そんなニッチな「ワンルーム賃貸」という物件スタイルでどう民泊経営をするか、という論点でしたね。
方法は、無いわけではないのです。
3-1.ワンルームでもゲストと同居してしまえば、「ホームステイ型」になる!
トピック≪法律よりも「日本政府の意向」をくみ取るべし!≫で解説しましたが、「ホームステイ型民泊に関しては日本政府が味方している」という情勢については、理解してもらえましたね?
であれば、です。
ちょとビックリするようなアイデアですが、ワンルーム民泊に関しても、「ホームステイ型」で運営してしまえば良さそうです。ホストであるあなたは、「ゲストと同居する暮らし」を耐える必要がありますが…。
3-2.驚きの「ワンルーム同居」民泊、実例もニーズもけっこうある。
「20平方メートルばかしの狭いワンルームで、他人と同居なんてできないよ!」とあなたは言うかもしれません。でも、そうでもないのです!世界各国200万軒を数えるAirbnb(エアビーアンドビー)民泊施設の中には、ワンルーム物件でルームシェアするものも、少なくありません。
そして、そんな手狭な宿泊施設を利用するゲストもまた、決して少なくないのですよ。まぁ、「1000円程度で泊まれるから」という金銭的な動機であることが多いようではありますが。
3-3.集合住宅を丸ごと借り切ってしまうという、離れ業!
「ワンルーム賃貸」物件で民泊を経営するためのアイデアが、もう1つあります。それは、「集合住宅を丸ごと借り切ってしまう」というもの。
一般的に、ある集合住宅の部屋を、多く借り上げて民泊利用すればするほど、その集合住宅の住民から反感を買ってしまいます。けれども、それを「集合住宅全戸」まで徹底してしまうなら、あなたにクレームをつける集合住宅住民は誰もいなくなりますよね。「逆転の発想」ということです。
3-4.ワンルーム×6戸程度の集合住宅なら、家賃も30万円程度で済む。
「そんなお金は無いよ!」とあなたは言うかもしれません。たしかに、50戸のマンションを全部借り切るとなると億単位の資産も必要になってしまうでしょうが、集合住宅の中には、もっと小さいものもありますね。そう、ワンルームが4戸や6戸程度のアパートなら、どうでしょうか?それなら家賃は、全戸分を合わせても30万円程度で済むことになります。敷・礼金や設備費用も必要ではありますが、それでも数百万円程度の予算を持つ投資家なら、決して不可能な額ではなさそうです。
でも、ただ集合住宅を独占するだけでは、ちょっと足りません。
3-5.そのうちの一戸に住んでいれば、トラブル防止の良策になる!
家主不在型の民泊ですと、トラブルが起きやすくなってしまいます。トラブルが起きると営業停止や訴訟問題となりますから、絶対に避けたいところ。そのために、借りた6戸のうちの1つのワンルームには、ホストであなたが住むようにするのです。さらにAirbnb(エアビーアンドビー)上では、閲覧者に対して、「あなたにお貸しする部屋の2つ隣に、私が住んでいます。」と伝えておきましょう。
「まるまる貸し切り」タイプの物件を好む民泊ユーザーは、マナーのよくない人が多いのですが、「ホストがすぐそばに住んでいますよ」とクギ刺しをすることによって、おとなしく過ごしてくれるようになるでしょう。また、近くに住むことによって、ゲストが万が一大声で騒ぎはじめたとしてもすぐに止められますし、ゲスト側からの苦情やヘルプ要請に対しても、すぐに応じてあげることができますね。(=ゲストからクレームを受ける確率も減る。)
3-6.「まるまる貸し切り」民泊なのに、民泊代行業者に頼らずに経営できる!
さらに、こうした経営方法であれば、「まるまる貸し切り」民泊であるにも関わらず、民泊代行業者に業務委託をする必要性がなくなります!民泊代行業者への委託は、手間が減らせますし無知でも経営できるためにラクではありますが、収益の取り分は彼らのほうが多くなってしまうので、ホスト自身で行えたほうが好ましいです。
こんなふうに、知恵と工夫次第では、「ワンルーム賃貸」という民泊に最も不向きな不動産物件でも、民泊ライフを楽しむことができるかもしれません。
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