
比較的安い貯蓄でも参入可能で、初心者にもわかりやすい、ワンルーム投資。ワンルームマンションを1室購入し、賃貸経営をするものです。都内ワンルームが多いですね。
敷居が低いのでやってみたいけれど、「失敗が怖い」と戸惑う人も多いでしょう。
実際のところ、ワンルーム投資の失敗確率は何パーセントくらいなのでしょうか?
厳密には、「失敗の確率」を出すことは出来ない。
「何パーセント失敗する」という具体的な数字を出すのは難しいものがあります。
なぜなら、現在の「ワンルーム投資」という型が確立されてからまだ10年程度しか経っていないからです。ワンルーム投資は15年ほどでローンを完済しそこから実利益を得ます。成功したか失敗したかを結論づけるには、各投資家の様子を20年以上は追ったうえで統計を出さなければなりません。まだ10年程度しか経っていないのでその結末を見ることが出来ませんし、大勢の投資家の統計を取ることはほぼ無理でしょう。
しかし、参考値として言えることは、「失敗することはほぼない」です。
なぜそう言えるか?
現在、ワンルーム投資を積極的に展開している不動産投資会社は、自社で扱っている物件の過去の入居率を公開しているところが多いですが、「入居率98!」といったものが多いですよね。入居率が98%なら、投資に失敗することはないです。
彼らは、デザイナーズアパートや駅チカ物件など、高い入居率を保てる物件のノウハウを心得ており、それしか扱わないので、投資家が失敗に陥ることはまずありません。
「ワンルーム投資 儲からない」「ワンルーム投資 やめとけ」の文字がなぜ踊るか?
不動産投資についてインターネットを検索していると、「ワンルーム投資 儲からない」「ワンルーム投資 やめとけ」といった文字を見ることがあります。必死にそうした内容を綴る不動産ブログなどあります。
彼らは嘘を言っているのでしょうか?嘘とも言い切れません。
ワンルーム投資は、「失敗しない」けれど「あまり儲からない」性質。
ワンルーム投資は、失敗することはまずありません。
しかし、「あまり儲からない」案件が多いです。
ワンルームマンションは、賃貸に出しても家賃6~7万円です。15年間ほどでローン完済し終えても、月々の収益はせいぜい6~7万円にしかなりません。
多くの投資家にとって、これは「あまり大きな額ではないな」と感じられます。
だから「ワンルーム投資は儲からないからやめとけ!」と叫ぶ人も多いわけです。
これは、投資家(あなた)のニーズ、目的によります。
1つの案件だけで月収20万円を目指したいなら、ワンルーム投資は向いていないと言えます。
保険金代わりにしたい、老後に副収入を、起業しているから税金対策したい、などの目的なら、悪くない投資先と言えます。
目的によるのです。
いかがでしたか?
ワンルーム投資が悪いものということはないのですが、あなたの目的に合っているかは、しっかり検討する必要があります。
月収20万くらい欲しいな、というのであれば、ワンルーム投資よりもアパート経営が向きます。