
音楽は、すっかりiPhoneやスマートフォンで聴くのが当たり前の時代になってしまいました。とはいえ、「音にこだわりたい!」と考えている音楽愛好家さんだって、まだまだ多いことでしょう。 休日の昼下がりなどは、スピーカーから出るサウンドに包まれて、リラックスタイムを過ごしたいですよね。 結局のところ一家に一台欲しいステレオコンポ(CDコンポ)ですが、一体いくらくらい出せば素晴らしいものが手に入るのでしょうか?何十万円もするというイメージもありますが、プチプラで良コスパなものもあります♪
プチプラ品ステレオコンポの価格相場はいくらくらい?
良質なステレオコンポを手に入れるのにいくらくらいかかるのか?そのイメージは、人によってかなり差があるかもしれませんね。 20万円?それは80年代の話! 10万円?それは90年代の話! デフレによって低価格化が進んだ昨今、ステレオコンポもかなり安くなっていますよ。よほど音にこだわるのでもないかぎり、5万円程度でも充分! これくらいなら買えそうですね♪
プチプラ品ステレオコンポの選び方。そのポイントは?
プチプラ・・・という言い方をオーディオ機器の世界ではあまりしませんが、「コスパの良い逸品」というのが、やはりこの業界にもあります。 「手頃な価格でもかなりイイね♪」そんな良心的なステレオコンポを、上手く選びたいですよね。どんな点に注意して選ぶとよいのでしょうか?
家電メーカーよりもオーディオメーカーのほうが高コスパ!
オーディオコーナーに立ち寄っても、ソニーやパナソニックなどの有名な家電総合メーカーの機種に目がいってしまっていませんか? オーディオは精密機械なので、オーディオ専門メーカーの機種のほうが音が良いです。家電総合メーカーのものは、オシャレなものや便利なものが多いですね。 オーディオ―メーカの機種は、音質が良いぶんすごく高額なものも多いのですが、大抵どこのオーディオメーカーも、「コスパ機種」を用意していますよ。 5万円程度でも、上位機種と同じ回路を使った素晴らしい性能を詰め込んでいたりするのです。この機種を上手く選び取りたいですね! コスパの良い機種の多いオーディオメーカーとしては、オンキヨー、デノン、ケンウッド、JVC(ビクター)などです。
スピーカーが大きいほど低音が豊か。
女性は特に、お部屋にコンパクトに収まる小さなサイズのコンポが欲しいと考えることが多いでしょうか。しかし、音にこだわりたいならご注意を! 特に低音域は、スピーカーが大きいほど豊かな音量を出しやすいのです。そのため、あまり小ささにこだわらないようにしましょう。
普通のCDや音楽配信音源だと、ハイレゾコンポでも無意味!
高音質で音楽が楽しめるハイレゾ。どうせコンポを買うならハイレゾのものが良いな、と願うでしょうか。ハイレゾ対応のコンポも、ずいぶん安くなってきましたよね。 しかし、ご注意を! 普通のCDや音楽配信音源(i tuneでダウンロード購入したものなど)はハイレゾに対応していないので、ハイレゾ音質で聞くことはできないのです。
USBコンポ、ワイヤレスコンポよりも、CDコンポがベター。
近年は、アンプ部にCDの挿入口がついていないコンポも増えてきていますね。USBメモリやSDカードの音源データを再生したり、パソコンとコンポをケーブルやBluetoothでつないで再生する、といったものです。 これらは、便利でスマートではありますが、音質についてはイマイチ。CDからデータ化した音源のほとんどは「圧縮」されていて、つまり音質がちょっと下がっているんですね。 「音楽をより良い音で楽しみたいからコンポを買う」のであれば、CDコンポを選ぶほうがベターです。そして、できるだけCD音源から聴きましょう。
プチプラで良コスパなCDコンポ、オススメはコレ!
それでは、良コスパでお買い得度の高いCDコンポを具体的に紹介していきましょう。途方もないように見えるオーディオの海も、これを見ればカンタンにベストチョイスができますよ♪
Kseries K-515 ケンウッド

長年、コスパコンポでオーディオ賞を受賞し続けてきているケンウッドのKseriesが、圧倒的にオススメ!ちょっと圧倒的ですね。 スピーカーがついて3万円ちょっとの実勢価格です。これ、ひと昔前はちょっとチャチなティーンズ用のMDラジカセしか買えない価格でした。 見た目の高級感はさることながら、音質も素晴らしいです!ほとんどの人にとって、数十万円する海外ブランドの超高級コンポと変わらないように感じられるでしょう。 外観はクラシックなデザインですが、中身はちゃんと時代の変化に対応していて、Bluetooth再生、NFCペアリングやハイレゾ再生にも対応していますよ。もちろんスピーカー側も。 「クラシック音楽向きかな?」と感じるかもしれませんが、そんなことはないんです。ロックやポップスにも向いていますよ。自慢のEX.BASS機能は、ロックの低音を大迫力で聴くためのものですね。 もし、K-515が廃番になったなら、同じKseriesで探せば、同様の低価格高音質のモノが見つかるはず。
Kseries XK-330 ケンウッド

パソコンデスクにチョコンと置ける小さなCDコンポが欲しい!そんなあなたにオススメなのは、同じくケンウッドKseriesから、XK-330という機種です。 スピーカーは新書と同じくらいのサイズで、横×高さはわずか103×182mm。 低音の迫力にはやや欠けますが、それ以外は上記のK-515とそう大差ない音音質、便利性能、高級感で、それがなんと、実勢価格25,000円ほど!!もはや安すぎて心配になってしまいます・・・。CDラジカセと同じような価格ですが、劇的な違いを感じられるでしょう! 音量が小さめと言われていますが、小規模店舗なら充分、店舗用にも使えますよ。
EX-HR5 JVC(ビクター)

コンポは半ば似通った製品ばかりになりがちな中、上手く個性を発揮しているJVC(ビクター)のEX-HR5です。 ウッドコーン製のスピーカーがとにかく秀一!暖かみのあるサウンドを奏でるのが得意です。小型かつ、独特な上品さを持つデザインも良いですね。 Bluetoothには対応していませんが、iPhoneやパソコンからのUSB接続には対応していますよ。ハイレゾにもばっちり対応しています。 実勢価格は6万円弱というところで、上記2種とはちょっと差がありますね。しかしウッドコーンスピーカーの醸し出す暖かいサウンドは他メーカーにはない唯一無二で、やはりコストパフォーマンスは高いと言えます。
いかがでしたか?
コスパが良すぎるのはケンウッドのKシリーズ、良コスパで良いサウンド個性を誇るのがJBC(ビクター)のウッドコーンシリーズです。 ざっくりと言えば、CDコンポのプチプラの選択肢はこの2択ですね。大きな電気屋さんに行くと、同じようなコンポがたくさん並んでいて圧倒されてしまいますが、実は良コスパ品を選び抜くのはカンタンです。