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プチプラでお城やリゾートホテルに泊まる裏技!


プチプラでお城やリゾートホテルに泊まる裏技!

お城ホテルやリゾートホテルに泊まってみたいと憧れますよね!

でもお城ホテルは1泊3万円くらいしますし、リゾートホテルも1泊1万円は下らない・・・なかなか手が出ないものです。

そんな高嶺の花だったお城ホテルやリゾートホテルにプチプラで泊まれる裏技があること、ご存知でしたか?それは、民泊仲介サイトを活用すること!Airbnb(エアビーアンドビー)などのことです。

民泊仲介サイトには、ホテル業者でない人がお城ホテルやリゾートホテルなどを貸しに出していることがあり、ものすごく格安プチプラな掘り出し物がありますよ!



まずはAirbnbを通じて民泊を知ろう!

民泊サイトの一覧を紹介する前に、まずはAirbnb(エアビーアンドビー)を題材にしながら「民泊」というカルチャーそのものについて少し勉強しましょう。なにせ、民泊を勘違いしてしまっている人が、日本にはものすごく多いようで・・・。


マンスリーマンション的な無人施設は本当の民泊じゃない!

Airbnb(エアビーアンドビー)において、日本の場合、新しい不動産ビジネスとしての側面からクチコミされていってしまったため、海外の民泊よりもビジネスチックなホストが多いです。マンスリーマンションのように、家主不在で運営される殺伐とした民泊施設のことですね。海外では、ホストの家の一室を貸し出すような人間味のある民泊施設が多いですし、民泊とは本来、そうした「人のお家に泊めてもらうこと」を指す言葉であることを、私たちは知っておくべきでしょう。

海外の民泊にプチプラが多いのは、自宅を貸し出している人が多いからなんですよ。


マンスリーマンションのようなビジネス民泊だけをイメージしながら「民泊は悪い!トラブルが多い!」などと顔をしかめるのは、見当違いな話と言えます。


外国ではAirbnb≒ホームステイ型民泊が大人気!

欧米を中心にして海外では、Airbnb(エアビーアンドビー)が、そしてホームステイ型民泊が大人気です!どのくらい人気があるのか、ご存じですか?


米Phocuswright社の発表では、民泊サイト最大手のAirbnbはついに、世界で3番目の売り上げを誇る宿泊仲介事業者に上り詰めたと発表しています。宿泊仲介業社とは、エクスペディアやじゃらんなどのようなホテル検索サイトのことですね。民泊ばかりを集めたサイトが、5ツ星ホテルを完全網羅している並み居るホテル検索サイトよりも、人気を博しているのです!


アメリカではすでに(2015年の調査で)、民泊を利用する旅行者は3人に1人の割合にまで達していますし、ヨーロッパでは、エクスペディアの予約数をAirbnbが超えそうな域に達しています。



こんなにたくさん!プチプラホテルが潜む民泊仲介サイト一覧。

それでは民泊の基礎知識を付けてもらったところで、次は日本と世界の民泊サイトをご紹介していきます。プチプラなお城ホテルやリゾートホテルが潜む民泊仲介サイト、こんなにたくさんあるのです!ご存知でしたか?(実際にはもっとたくさんあり、すでに世界で100サイトを越えているのではないかと言われているほどです。)


(1)Airbnb(エアビーアンドビー)

(2)とまりーな

(3)STAY JAPAN(ステイジャパン))

(4)自在家(じざいけ)

(5)HomeAway(ホームアウェイ)

(6)wimdu(ウィムドゥ)

(7)agoda(アゴダ)

(8)Roomorama(ルーモラマ)

(9)Flipkey(フリップキー)

(10)OneFineStay(ワンファインステイ)

(11)CouchSurfin(カウチサーフィン)


(1)Airbnb(エアビーアンドビー)


日本語表記:あり 

本社地:アメリカ

登録物件数:230万軒


まずはやはり、Airbnb(エアビーアンドビー)からいきましょう。


Airbnbは若者たちの小さな民泊体験から始まった!

Airbnb(エアビーアンドビー)は、2008年アメリカ・フランシスコでの設立から、わずか3年ほどで世界中を席巻してしまいました。このサクセスストーリーは、創業者たち自身が小さな小さな民泊ホストで、ホテル難とホテル料金高騰に悩む旅行者たちに手を差し伸べたことから始まります。彼らは宿泊業界にプチプラ革命を起こしたのです!Airbnbの成功は、21世紀には珍しい、いかにも人情的で手作り感のある企画だったことがウケたのかもしれません。


ユーザー思いなプチプラ&良心的なサービスの数々がAirbnbの隠れた特徴。

ホスト側の手数料3パーセントというのは民泊サイトの中でも群を抜いて安く、また、リスティング(物件の詳細ページ)のための写真撮影をプロのカメラマンが無料で承るサービス、さらには掛け金ナシで最高100万ドルまでをカバーする充実した保証サービスまであります。民泊チャレンジの垣根を著しく下げたのは、間違いなくAirbnb(エアビーアンドビー)でしょう。

エアビーアンドビーは、民泊を営む人にとってもプチプラで良心的なのですね。


ツリーハウスや船ハウス、お城に灯台まで登録されている!

また、キャッチコピーで「暮らすように旅しよう」と民家民泊の充実を謳う傍ら、ツリーハウスや船ハウス、お城に灯台など、これまでになかったような建物を宿泊施設として提供(容認)したのも、Airbnb(エアビーアンドビー)を語るうえで外せない特徴の1つです。

こうした珍しい建物に、プチプラで宿泊できるようになったのです!


(2)とまりーな


日本語表記:あり 

本社地:日本

登録物件数:約10万軒


体験民泊に特化することでAirbnbとの差別化を図った。

世界各地でAirbnb(エアビーアンドビー)追従の動きが起きましたが、日本はどのような手に出たのでしょう?その答えと言えるのが、とまりーなではないでしょうか。Airbnbと似たようなサイトの作りですが、特色は一味も二味も違います。とまりーなは、体験民泊に特化した民泊サイトなのです。

プチプラを重視したのではなく、体験を重視したタイプと言えます。


体験民泊とは、伝統産業や伝統工芸などを体験できる民泊のこと。

体験民泊とは、農村地や港町などで、その地の伝統産業や伝統工芸などを、民家に泊まり込みながら体験するレジャースタイル。2006~7年頃に日本で流行りはじめましたが、当時はもっぱら、各地方の自治体が独自に取りまとめていました。それを地域の垣根を越えて、日本各地の人々が日本各地の体験民泊をサーチできるようにしたのが、とまりーなです。

他の民泊に比べればやや割高ですが、従来旅行会社が催行していた体験ツアーに比べればプチプラです!


(3)STAY JAPAN(ステイジャパン)


日本語表記:あり 

本社地:日本

登録物件数:約150軒


プチプラ民泊を合法的に営もうと取り組んでいるのがSTAY JAPAN。

「Airbnb(エアビーアンドビー)民泊は違法じゃないのか!?」そんな騒ぎを背景に誕生したのがSTAY JAPAN。このサイトは、自治体の認可を得た物件だけを選りすぐって登録しています。ここで運営するなら違法だのグレーだのという批判を受けなくて済みますし、また宿泊利用する場合も、違法な場所に立ち入らなくて済むので安心ですね。

プチプラと安心を両立したのがSTAY JAPANです。


登録物件数はまだ150軒ほどしかない…。

法律的に言えばSTAY JAPANは圧倒的に正義ですが、なにぶん民泊物件として自治体の認可を受けるのは難しいため、登録物件数はまだ150軒ほどしかありません…。とはいえ最近、国家戦略特区における民泊受け入れの規制が、「7泊以上」から「2泊以上」へと規制緩和されたので、これからどんどん登録物件が増えていくでしょう。

ビジネス系民泊のプチプラ化を強力に推進してくれそうです!


キャッチコピーとは裏腹に、殺伐としたビジネスユースが多い。

サイトトップでは「泊まることが、旅になる」また「都会から田舎まで、体験宿泊で新しい日本を発見しよう」と体験民泊・ホームステイ民泊的なキャッチコピーを掲げていますが、実情では都心部におけるビジネスマンのウィークリーマンション的な利用が中心となっているようです。


(4)自在家(じざいけ)


日本語表記:あり(心もとない)

本社地:中国

登録物件数:約30万軒


中国や中国語圏ではAirbnbをしのぐほどの人気!

「中国のAirbnb(エアビーアンドビー)」とも言われる自在家。英語圏ではない中国の人々はやはり、中国語で作れらたサイトに使い勝手の良さを感じるらしく、中国ではAirbnbをしのぐほどの人気だと言われています。


「日本語対応」というフレコミだが、ちょっと心もとない…。

日本の運営支援会社が掲載をサポートしており、「日本語にも対応している」というフレコミにはなっているのですが、日付を入れて物件検索をかけると途端に中国語オンリーになってしまったり、トップページの日本語も中国の漢字が多々混じっており、まだ日本人が使うにはかなり不便な感じです。しかし、日本の物件も約40都市2,000物件ほどが掲載されています。


(5)HomeAway(ホームアウェイ)


日本語表記:あり

本社地:シンガポール

登録物件数:約100万軒


エクスペディアも買収した、Airbnb最大のライバル。

Airbnb(エアビーアンドビー)の最大のライバルとも言われるHomeaway。もとは、シンガポールのTravelmobという民泊サイトでしたが、アメリカのHomeaway.incの傘下に入り、名前もHomeawayに変更されています。さらには2015年12月、世界最大のホテル検索サイト・エクスペディアがこのHomeawayを買収しました。エクスペディアという大きな間口を得ることにより、すでに100万軒にも達してる物件数はさらに伸び、宿泊利用数も伸びていくことでしょう。


日本語にも対応しており、これから日本でも伸びていくかも?

日本語にも対応しており、その正確性は自在家とは異なり優秀です。日本人はブランドを好むため、エクスペディアの傘下という特徴は日本市場戦略には有利に働きそうで、周知さえ広がれば日本でもAirbnb(エアビーアンドビー)に迫るほどの支持を得るかもしれませんね。


民泊サイトとしては特に個性はない…。

サイトトップには「あなたにピッタリの休日の家を見つけよう」というキャッチコピーが掲げられていますが、民泊サイトとしては特に奇抜なところは見受けられません。Airbnb(エアビーアンドビー)追従にあたり、その「無個性」というコンセプトが吉と出るか凶と出るか…?


(6)wimdu(ウィムドゥ)


日本語表記:あり

本社地:ドイツ

登録物件数:約20万軒


ドイツ生まれ、ヨーロッパ最大の民泊サイト。

ヨーロッパはドイツに本社を持ち、ヨーロッパ最大の民泊サイトです。日本人にはあまり知られてはいませんが、サイトの訪問者数は世界で第4位に君臨する超大手。日本語にも対応していますし、日本の物件の登録数はAirbnb(エアビーアンドビー)に次いで2番目と言われいます。


ヨーロッパと深く関わりのある人は、チェックしておくと良いかも。

しかし、これといって特徴を持ってはいないので、日本人がわざわざ登録して利用するまでもないかもしれません。ヨーロッパに行くことの多い人、ヨーロッパに住む日本人の方などは、チェックしておくと良いでしょう。


(7)agoda(アゴダ)


日本語表記:あり

本社地:シンガポール

登録物件数:約15万軒


日本では無名でも、世界的にはかなり大きなホテル検索サイト。

「え、アゴダが!?」と思った人はなかなかの旅行通かも?agodaは、日本ではあまり浸透していませんが、ホテル検索サイトとしては世界最大級の市場を誇っています。シンガポールを拠点にしているだけあり、特にアジア地域で強いのですが、その反面アメリカ最大手の旅行会社プライスライングループに入っている全方向型企業です。


安宿に強い持ち味は、民泊との相性バツグン。

そのagodaですが、近年は普通のホテルだけでなく、民泊施設の登録も開始しはじめました。もともとagodaは、ゲストハウス(≒交流を重要視した安宿)に強みを持っているため、民泊の愛好ユーザーと重なる部分がありますから、相性はとても良いと言えるでしょう。


(8)Roomorama(ルーモラマ)


日本語表記:なし

本社地:シンガポール

登録物件数:約15万軒


Airbnbと同期くらいのかなり老舗な民泊サイト。

Roomoramaは日本人にはあまり知られていませんが、Airbnb(エアビーアンドビー)と同じように2008年に設立しており、民泊サイトとしてはかなり老舗と言えます。やはりAirbnbと同じく、自宅のアパートを貸すことから始めたホスト出身者の企業で、しかしシンガポールに拠点を移して展開していったのがAirbnbとの大きな違いでしょう。


日本語可能と紹介する情報サイトがありますが、現在は日本語表記は見受けられません。


(9)Flipkey(フリップキー)


日本語表記:なし

本社地:アメリカ

登録物件数:約30万軒


トリップアドバイザー傘下というブランド力ゆえ?手数料がかなり高い!

アメリカ・ボストンに本社を持つ民泊サイトで、特徴としてはあの有名なホテルクチコミサイト・トリップアドバイザーの傘下にあるということ。


トリップアドバイザーというブランドがあるからか、経営方針がなかなか強気で、ホスト側に掛かる手数料は契約成立時の3パーセントだけでなく、年間掲載料なる名目で399ドル~を徴収しています。さらにゲスト側の手数料も最大値が15パーセントで、これはかなり大きな数字です。


物件数30万軒はあまり多い数字ではありませんが、トリップアドバイザーが業界で大きな力を持っていますから、これから徐々に伸びていくかもしれません。


(10)OneFineStay(ワンファインステイ)


日本語表記:なし

本社地:イギリス

登録物件数:約1万軒


民泊では珍しい、高級路線がウリのサイト。

OneFineStayというイギリスの民泊サイトは、「高級路線」というコンセプトに活路を見出しました。というのも、世界各地の宿泊ユーザーに開放しておきながらも、民泊物件はロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、ローマのセレブ都市に絞り、なおかつ立地の良い高級物件ばかりをそろえています。


欧米では、長い夏休みのバカンスで家が空くから、貸し出せる。

日本の場合、富裕層はあまり民泊として自宅を開放したがりませんが、欧米の場合、長く取得できる夏休みに家族そろってバカンスに繰り出す習慣があるため、その間に他の旅行者に貸し出す上手い循環が起きていて興味深いです。


また、一般家庭による民泊は基本的に安価なものが好まれるところ、高級路線のOneFineStayは130ヵ国ものユーザーに利用されているとのこと。他の民泊サイトとは逆のことをやって成果を上げており、事業戦略の上手さが光ります。たしかに、お金持ちの人の家というのを2日や3日は覗いてみたいですよね。


(11)CouchSurfin(カウチサーフィン)


日本語表記:なし

本社地:アメリカ

登録物件数:約20万軒


無料で泊まれる民泊サイト!それが CouchSurfin。

無料で泊まれる民泊があったら最高だと思いませんか?実は、すでに存在しているのです!それが CouchSurfin。


このサイトに登録しているサーファー(ホスト)の家であれば、世界中どこでも、無料で宿泊することができます。泊まるあなたも自宅を他の旅行者に無償開放する決まりになっていますが、都合に合わせていつでも「閉じる」ことができますし、必ずしもホストをしなくても構いません。ただ、できれば恩返し(恩の先送り)をしてあげましょう。


CouchSurfinは事業ではなく、慈善団体の啓蒙プロジェクト。

CouchSurfinは民泊サイトの名前ですが、同時に、「The CouchSurfin Project」というプロジェクトの名前でもあります。そう、CouchSurfinとは企業ではなく、慈善団体なのです。「互いに自宅をシェアすることで、皆がお金を掛けずとも寝床を得られるようにしようよ」という、寛容社会への啓蒙活動の一種で、これこそが本来の意味での民泊なのでしょう。


無償ゆえ、フランクなホストも少なくないが、手厚いホストもいる。

無償で寝床を提供してもらえるなんて夢のような話ですが、金銭の介入がないゆえ、かなりフランクにもてなしているサーファー(ホスト)も少なくありません。Couchとはソファーのことであり、「リビングのソファーでよければ泊まっていきなよ」というのが大本のコンセプトであるため、本当にリビングのソファーしか提供されないこともあります。反面、寝床だけでなく食事まで何食も提供してくれるホストもおり、そのクオリティの差を楽しめるようなおおらかさや前向きさが必須と言えるでしょう。



3 民泊コラムその1.ホテル業界が民泊を囲いはじめた!

民泊カルチャーの快進撃を如実に示す動きが、宿泊業界全体に表れています。


トリップアドバイザーが民泊サイトを囲い込み。その数なんと25!

世界最大のホテルクチコミサイトであるトリップアドバイザーは、その傘下に世界各国の民泊サイトを取り込みはじめした。その数なんと、25!もはやホテル業界にとって民泊は、敵に回して戦うのは恐ろしい相手なのでしょう。手を組み取り込んでしまったほうが得策だと、トリップアドバイザーは考えたようです。


エクスペディアやagodaも民泊との共存体制を築いている。

このような動きは他にも起きています。ホテル検索サイトにおいて、日本最大にして世界最大であるエクスペディアもまた、民泊事業を傘下に取り込みはじめています。上述したように、agoda(アゴダ)も民泊物件の掲載という形で民泊と共存体制を取りました。


世界的なデフレ状態である昨今、旅行者は倹約心によって、こぞってホテルからリーズナブルな民泊に流れていくかもしれないという読みを、ホテル業界の雄たちは感じ取っているのでしょう。


日本の旅館には、Airbnbに掲載することで顧客獲得に繋げているところも。

日本に目を向ければ、Airbnb(エアビーアンドビー)ブーム、民泊ブームの煽りで閑古鳥の鳴きはじめた旅館の経営者たちは、Airbnb内に自社の旅館を掲載しはじめています。その多くが顧客の誘導に成功しているので、Airbnbと戦わずに迎合する既存の宿泊施設はこれからも増えていくでしょう。


大京建設やアパマンといった建設業界、不動産業界も民泊事業を展開。

ホテル業界だけではありません。同じ動きは、不動産業界にも広がっています。大京建設などの大手建設会社のいくつかも、民泊事業を買収しはじめました。自ら大型民泊物件を建設するところまであるくらいです。アパンショップで有名なアパマンホールディングスに至っては、独自に民泊仲介サイトまで準備しはじめています。


ホテル、不動産、シェアハウスビジネスは、これからもどんどん民泊と融合していくでしょう。



4  民泊コラムその2.旅行宿泊の原点は、そもそも民泊にある。


お鶴「トントントン。今晩一晩、泊めてはいただけないでしょうか。」


日本人なら誰でも知っている童話、「鶴の恩返し」の一場面です。


ホテルなどなかった時代、旅行者たちは普通の民家に泊めてもらっていた。

今でこそ、旅行先ではホテルや旅館に宿泊するのが当たり前になっていますが、では、ホテルといったものが登場する前まで、旅行者はどこに泊まっていたのでしょうか?そうです。「鶴の恩返し」のお鶴のように、旅先の見知らぬ人の家の軒先に立ち、「今晩一晩泊めていただけないでしょうか」と突撃訪問したわけです。


旅行宿泊を高級化していったのは商業者たち。

旅行というのは元々、遠い町の景色を楽しむものであり、寝床に高級さや煌びやかさ、快適さを求めるものではありませんでした。であれば、泊まる場所は庶民の民家で充分ですし、すると高いお金を要するものでもなかったのです。


昔の旅行者はそれで充分だと考えていたのですが、いつしか旅行というものが商業化され、顧客獲得競争のために各宿泊施設が設備の上等さを競いはじめ…いつの間にか人々は、「旅行先ではお姫様のようなベッドで眠るものだ」と思い込むようになってしまいました。そして、ラベンダー畑を鑑賞することには一銭も掛からないのに、宿泊には10,000円も20,000円も払わなければならない文化が根付いてしまったのです。


民泊ブームとは、不況と倹約志向が引き起こした、質素な民家泊への原点回帰。

Airbnb(エアビーアンドビー)が牽引した世界的な民泊ブームは、「ローカル体験」や「交流体験」の魅力による部分もあるでしょうが、その最たる要因は、先の見えない世界的不況が起こした、「別に旅行先の寝床がお姫様ベッドじゃなくてもいいじゃん」という倹約志向にあると言えるでしょう。こうして私たちの旅行宿泊は、遠い昔の原点へと戻っていくのかもしれませんね。

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