近年台頭している老人ホーム施設種の1つに、ナーシングホームがあります。
多様化する介護施設のニーズに対応するものですが、普通の老人ホームとはどのように違うのでしょうか?
特徴やナーシングホームならではのサービス内容などを解説します。
医療ケア、看護ケアの充実した老人ホーム。
ナーシングホームとは?端的に述べれば、「医療ケア、看護ケアの充実した老人ホーム」です。
通常の老人ホームではせいぜい看護ケアが少々期待できる程度ですが、ナーシングホームでは看護師が24時間常駐しているところが多く、そして医師による診療も迅速に受けることが出来ます。
よって、「看取り」に対しても手厚いケアが期待できます。
受けられる医療行為は施設によって異なる!
受けることのできる医療行為は、施設によって異なるので注意が必要です。
軌道を確保するための軌道切開や経験栄養、そして人工透析などは受けられる施設が多いです。
その他、ALSなどの難病の治療を行う施設、鬱などのの精神疾患に対応する施設などもあります。患者さん(要介護者)の患っている病状に合わせて施設を選ぶことが大切です。
ナーシングホームに合っているのはどのような人?
数ある老人ホーム施設種の中でもナーシングホームが合っているのは、このような人々です。
退院後の在宅医療に不安がある人。
神経性疾患によって重度の障害がある人。
後遺症によって重度の障害がある人。
介護保険を使えない人(65歳未満の人)。
「看取り」に向けて充実した医療ケアを必要としている人。
いかがでしたか?
老人ホームは基本的に、医療ケアはあまり受けられません。介護ケアだけが必要だ、というのであれば老人ホームで良いですが、病気を抱えている場合、ナーシングホームは強力な選択肢になりそうです。
Comments