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タワーマンションで民泊経営!魅力は?集客のコツは?-1


壮麗な都会の夜会に専用プール、豪華なラウンジなどが楽しめるタワーマンション。これまでは一部の富裕層しか立ち入ることのできない空間でしたが、Airbnb(エアビーアンドビー)で容易に宿泊施設登録が出来るようになったことから、ひそかに注目を集めています。


タワーマンションで民泊を営む場合、どのようなポイントがあり、どのような点に気を付けなければならないのでしょうか?



1 ゲストから見たタワーマンション民泊の魅力。


まずは、ゲストの視点から見たときにどのような魅力があるのか、タワーマンションを選ぶゲストがどのようなことを期待しているか、それを知りましょう。


下記の項目を、なるべく多く網羅している物件を選ぶことが重要ですね。


(1)特別な高級感が手軽な値段で味わえる。

(2)都会の夜景が一望できる。

(3)プールや展望風呂などが楽しめる。

(4)住民専用スペースで優雅にのんびりできる。


1-(1).特別な高級感が手軽な値段で味わえる。


タワーマンションと言えば、一般的には不動産に1億円レベルの大金を投じられる超富裕層だけに許されたセレブな生活です。とにかく、一般庶民が一般的な家庭生活では味わうことのできない高級感が手頃な値段で体験できることを、タワーマンションの宿泊層ゲストは望んでいます。


そのため、タワーマンションではあってもあまり高級感の感じられない物件や眺望の良くない物件、古すぎる物件などでは集客が見込めないでしょう。


1-(2).都会の夜景が一望できる。


タワーマンションならではの魅力は、その標高の高さから見える景色です。特に、夜になって周囲のビル群の明かりが灯り、宝石箱のように輝いたときの都会の夜景が多くのシティ派の人々を魅了しています。


そのため、民泊貸しのためにタワーマンションを借りてくるなら、「美しい夜景が一望できるかどうか」という点は重視しましょう。実際に現場まで足を運び、夜の眺めを目で確認することが大切です。


1-(3).プールや展望風呂などが楽しめる。


タワーマンションは多くの場合、プールや展望の良いガラス張りのお風呂など、ユニークで高級な設備を持っています。こうした設備を楽しめることも、タワーマンションならではの魅力です。


多くの人が期待する定番の設備を持っている物件を選ぶか、または他のタワーマンションでは見られないような個性的な設備を持った物件を選ぶかは、各ホストの感性次第、作戦次第というところでしょう。


1-(4).住民専用スペースで優雅にのんびりできる。


タワーマンションには、マンション住民しか利用することのできないラウンジや展望台、オシャレなバーなどを備えているものが多いです。こうした、特別で静かな空間でのんびり読書をしたりくつろいだりすることを期待している民泊ゲストも少なくありません。


より新しいタワーマンションのほうが、住民専用スペースの種類が充実している傾向にあります。



2 民泊用にタワーマンションを選ぶ際の注意点。


民泊事業用にタワーマンションを借りてくる場合、自分が住むために借りるケースや不動産投資目的に購入するケースとは違う視点から選ぶことが大切です。


(1)民泊ゲストの主要層は外国人。外国人は六本木などの立地ブランドにはこだわりが低い。

(2)新宿区や台東区などは民泊規制が厳しい!回避したほうがベター。

(3)民泊を禁止していない物件を選ぶことが必須!

(4)ゲストルームを民泊に転用するのはNGと考えて!


2-(1).民泊ゲストの主要層は外国人。外国人は六本木などの立地ブランドにはこだわりが低い。


日本人がタワーマンションを借りる(買う)場合、その物件のラグジュアリーさだけでなく、エリアのブランド性などを気にしますが、Airbnb(エアビーアンドビー)民泊の場合、

宿泊利用者はもっぱら外国人で、外国人観光客は六本木や港区といったエリアブランドには、こだわりが低いでしょう。


そのため、エリアブランドにお金を払うよりも、物件そのものの上質さや家具インテリアにお金を費やす方が得策と言えます。


2-(2).新宿区や台東区などは民泊規制が厳しい!回避したほうがベター。


これはタワーマンションでの民泊経営に限った話ではありませんが、新宿区や台東区、大阪市、京都市、札幌市などでのビジネス民泊経営は回避したほうが賢明です。


これらの地域は、自治体レベルでの民泊規制が厳しく、経営が差し止められてしまう懸念が高くなります。


2-(3).民泊を禁止していない物件を選ぶことが必須!


ビジネス民泊を検討している方は、この点に充分ご留意ください。


マンションの多くは民泊への転用を禁止していることが多く、そのような物件を勇み足で借りてしまうと、後々大変なことになってしまいます。


・物件の大家さん

・マンションの管理組合

・自治体


この三者が民泊を許可しているかどうかを、必ず確認しましょう。


2-(4).ゲストルームを民泊に転用するのはNGと考えて!


すでにタワーマンションに住んでいる人が、そのタワーマンションのゲストルームを民泊に転用して利益を得ているケースがありますが、それはNGと考えて!


ゲストルームとは、マンション住民の親戚や友人などが宿泊できるように用意されたマンション内の住戸で、1泊数千円程の安価で貸し出されています。これを民泊ビジネスに転用すると、他のマンション住民が私用で活用することができなくなってしまい、彼らの権利を侵害することになってしまいます。苦情を受けるかどうかの問題ではなく、こうした貸し方はやめましょう。


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