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サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とはどんな施設?費用や老人ホームとの違いは?


数ある老人ホーム施設の1つに、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)というものがあります。

有料老人ホームへの入居を検討する家庭に、よく並べて比較されています。

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とはどのような施設なのでしょうか?費用や老人ホームとの違いは?わかりやすく解説します。



「サービス付の手厚い老人ホーム」ではなく「サービスの簡素な」老人向け住宅。

「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)」という名前から、サービスの手厚い高級な老人ホームのことでは、と思っている人が多いのではないでしょうか?そして高そうなので、老人ホームを選ぶ際に最初から除外してしまいそうです。

それは勘違いです!

サ高住は、どちらかと言えば「サービスの簡素な老人向け住宅」です。

そのため、費用も比較的安価なものが多いですよ。

中には月額5万円程度と普通の賃貸アパートと違わない安価なものもあります!



厳密に言えば、サ高住には2つのタイプがある。介護の手厚いタイプも、

厳密に言えば、サ高住は2つのタイプがあります。だからややこしくなってしまうのですね。

サ高住の9割ほどは、上記で述べたような「サービスの簡素な老人向け住宅」です。

要はバリアフリーの充実した、フロントにいつもスタッフが居てくれるマンションで、手厚い介護やサービスはないので、安価な価格帯です。


しかし残りの1割ほどは、老人ホーム並みに介護やサービスの充実した施設です。こちらは当然のことながら、価格帯は高めになります。



要介護ではないが見守りがないと心配な高齢者向け。老人ホームではなく一人住まい。

サ高住の用途としては、「介護が必要なほどではないが、ずっと一人にしておくのは心配だな」と感じられる60歳以上の高齢者です。

親御さんが高齢になってきたとき、「まだ動けるようだが、一人暮らしさせるのは心配で気をもんでしまう」ということがあるでしょう。または、毎日の介護・介助が必要なわけではないが、時々電話がかかってきては、つまらない手助けを求めれて仕事に支障が出る・・・といった家庭にも合っています。


サ高住は「一人暮らしの住宅」です。老人ホームは、個室ではあれども毎日集団生活ですが、サ高住は基本的に一人でマイペースに暮らすことが出来ます。

普通の賃貸マンション・賃貸アパートで暮らすのと感覚が似ています。

介護のサービスは利用しないが食事サービスだけ利用する、といういいとこどりも出来ます。特に男性にはありがたいでしょう。

生活がおぼつかなくなっても、こうした暮らしを求める親御さんは少なくないでしょう。老人ホームを嫌がるとしても、サ高住という選択肢があるのです。



フロントに高齢者向けスタッフがいる。見回りもしてくれる。

一人暮らしですが、フロントには高齢者対応に長けたスタッフが常駐してくれています。

何かあったとき、家族に電話をしなくてもフロントのスタッフに助けてもらうことが出来ます。

定期的な見守りも、スタッフが行ってくれます。

すると、親も家族も、自由に暮らせます。



介護サービスはオプション。

介護、看護、リハビリなどのサービスが必要な場合は、別途オプションで利用します。

一般的にそれは、そのサ高住ではなく外部のサービスを利用します。

介護を必要としない人は家賃生活費しかお金がかからず、介護を必要とする人はその度合に応じて費用がかさんでいく、ということです。



要介護度4、5でもサ高住は利用できる。

要介護度が4、5と手厚い補助の必要になってきた人も、サ高住に住むことは可能です。

実際に、厚生労働省の調べではサ高住に入居する人の15%ほどが介護度4,5の人々です。

様々な介護度要支援度の人が満遍なく利用しています。自立の人も入居しています。


要介護度が4、5となってきても、老人ホーム的な共同生活を嫌う人がいるでしょう。

そのような人々にサ高住は活用されています。

看取りも可能で、老後をずっとサ高住で過ごす、ということも出来ます。


プライベート空間を好む現代人ですから、サ高住のニーズはどんどん高まっていくと予想されます。

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