近年、不動産投資に参入する人は増えています。
要因の1つが「サラリーマンでも不動産投資が可能!」と宣伝するものが増えたからでしょう。
年収400万、300万円台のサラリーマンでも数千万の不動産を購入して運用が可能だ、と不動産投資会社は言います。
また、早期リタイヤをしたいと憧れている人が増えているから、という要因もあるでしょう。いわゆるFIREに憧れます。
サラリーマン投資家がなぜもてはやされるのか?
不動産投資業界において、「サラリーマンだって投資が可能です!」と盛んに叫ばれる要因がわかりますか?
それは、サラリーマン(安定雇用)の人はローンの審査が通りやすいからです。
不動産は高い買い物ですが、ローンを活用すれば初期資産が数百万円でも可能です。
だから不動産業者たちは、サラリーマンに不動産投資を勧めます。
サラリーマン投資家は、言ってみれば終身雇用と引き換えに不動産投資の鍵を手にしたのです。
FIREとは早期退職のことだが・・・
そしてFIREとは、定年など待たずに早期にリタイヤして、充分な資産にて働かずに暮らすことを言います。
サラリーマンたちは不動産投資で収益を手にして早期リタイヤしたいのでしょうが、ローンを完済しきる社会的信頼を保っていないと投資は頓挫してしまいます・・・。
不動産投資を幾つも重ねて大きな資産を手にすれば、定年までサラリーマンを続けなくてもローンを完済し、自由に暮らすことは可能です。が、知ってのとおり、不動産投資によって多額の収益を得ることは、簡単ではありません!
サラリーマンが不動産投資をするのは良いが、FIREは現実的でないと心得て。
サラリーマンが不動産投資に挑戦すること自体は、まったく悪くはないでしょう。実際に、ワンルームマンション投資など、シンプルなものを選べば失敗することも少ないです。年収が400万円台、300万円台でも可能です。
とは言え得られる収益も「ローン完済後に月収6万円」程度にすぎないのが実情なので、FIREを実現するのは難しい、と心得ましょう。
いかがでしたか?
不動産投資会社も不動産投資ブロガーも大げさな宣伝文句を並べがちなので、振り回されないようにご注意を。