サブリースは怪しい?慎重に身構えるのが正解!【不動産投資】
- acousticlife111
- 2023年4月24日
- 読了時間: 3分

不動産投資におけるサブリース。大家に家賃収入を数十年保証してくれるというシステムで、瞬く間に評判を呼び普及しました。その一方で近年では「サブリースは妖しい」「サブリースでは儲からない」というネガティブな声も囁かれます。
サブリースの実情、どうなのでしょうか?赤裸々に解説します。
サブリースは不誠実な契約が多いのが事実!慎重になるべし。
現状、サブリースは不誠実な契約内容のものが多いです。
サブリースといシステムそのものを否定することはしませんが、業者側に優位で投資家に不利な内容のものが多いため、くれぐれも慎重に検討を進めるべきです。
サブリースでよくある不正な手口!
サブリース契約で、お得なように見えて損になってしまう具体的な事例は以下のようなものです。
「30年保証」と言っても家賃は下がり続ける。
「家賃を30年間保証します」と言われると、絶対に損のない投資に出会えたような気がしてしまいますよね。
しかしサブリースの多くは、2年ごとに家賃の改定がなされます。6万円のワンルームマンションは、30年後まで家賃6万円とは限りません。しかし営業マンは「6万円×12か月×30年で・・・」とさも6万円の家賃がずっと保証され続けるかのような試算を出してきます。これはもう完全に詐欺です。
サブリースには免責期間もある。
サブリースは、空室リスクを埋めてもらうためにあるはずなのに、なんとよくよく契約内容を見ると「免責期間」が設けられていることが多いです。
どういうことか?
たとえば、「退去直後の2か月は家賃を保証しない(支払わない)」といったものです。最も家賃を保証してほしい状況を、向こうも空室リスクが高いから免責期間にしていたりするのです。これでは意味がありません・・・
「入居率99%!」の実績と矛盾している。
「当社の物件は、入居率98.649%!」などと掲げている業者なら、サブリースを契約する必要はないと言えます。ほぼ100%部屋が埋まり続けるなら、サブリースで保証してもらう必要がありません。サブリースは契約手数料をとられますから、保証されないのに手数料だけ取られるかたちになってしまいます。
「怪しい」と思ったら、セカンドオピニオンを聞こう!
ある不動産投資会社に話を聞き、「サブリース契約をしたほうが良い」と強く押され、「なんだか怪しい」と感じたら、すぐに契約せずに一度持ち帰りましょう。
そして、他の専門家に「こういう内容のサブリースなんだが契約する価値はあるか?だまされていないか?」とセカンドオピニオンを仰ぎましょう。
話を聞ける専門家の知人がいなくても、手があります。
他の不動産投資会社の相談会に参加して聞いてみよう。
不動産投資会社には「不動産投資相談会」といった催しを行っているところが多いです。
これに参加して、「実はもう一社と検討していて、こういうサブリースを提示されているのだが、どう思うか?」と尋ねてみましょう。相手は専門家ですから、賢明な意見をくれます。
いかがでしたか?
いずれにせよ、不動産投資を行う際は一社だけで話を進めるのではなく、複数社に話を聞きましょう。不動産投資セミナー、不動産投資相談会に参加して、詳しく話を聞くべきです。だまされることは激減します。「もう一社とも検討している」と言ってしまってよいです。相手は適当なことを言えなくなります。