イトのミチ
「サラバ」と振ったキミの指先 伸びる光が描いたものは
悲しみの声ではなくて 憂い戸惑う形でもなく
色とりどりに輝く 無数のミチだった
イトのミチは いくつもの糸が絡まりあって
たったひとりの旅人を ゴールへと導く
キミの安否を心配している 不安症なボクの気持ちや
キミを取り巻き悩ませている さまざまな友たちのイトが
無数のミチに取り付き 邪魔をしようとも
イトのミチは いくつもの糸が絡まりあって
たったひとりの旅人を ゴールへと導く
色に溢れた未知なる道は 誰かの意図を厭わず 波紋を広げ
絡まりあったその糸々を キラキラ輝くミチ標へと変えていく
イトのミチは いくつもの糸が絡まりあって
たったひとりの旅人を ゴールへと導く
縦の糸と横の糸とが いろんなミチを編み続けていく
デコボコでもグラグラしていても 旅人はゴールを目指す