
アパート経営投資の空室リスク対策。意外と簡単?
アパート経営投資で最も怖いリスクは、空室が続くことです。収入が得られなくなってしまいますからね。逆に言えば、高い入居率維持さえできれば、高利回りの高い収益をキープし続けられます。
アパート経営投資では、空室リスク対策がとても重要です。
ハウツーサイトではこれについて、色々と小難しく解説されているわけなのですが、実はこれ、意外と簡単です。
全ての親戚にアパート経営を知らせておこう。
アパート経営投資をするなら、すべての親戚に知らせておきましょう。
「不動産投資を開始しました」ではなく、「アパートを建てました」で良いです。そして、「ワンルームが必要なときは、いつでも声をかけてくださいね。」と添えておくのです。
住居は、住む側からすると、得体の知れない大家よりも顔の知れている大家の物件に住むほうが安心です。すると、「入って!」と請わなくも、「アパートを持っています」と通知するだけで、向こうから積極的に入居を検討してくれます。
また、土地を持っている人のアパート経営では、すなわちあなたの住まいの近くにその投資アパートがあることでしょう。親戚というのは同じ町に住むことが多く、そこに住まいを欲する可能性は高くなります。
東京や大阪など都会にアパート経営をするなら、それはそれで就職上京をする若者親戚に非常に喜ばれます。
あなたの家族の住まいとしても活用できる。
親戚よりさらに近いところにも、空室リスクを埋めてくれる救世主がいます。そう、あなた自身であり、あなたの家族です。
アパート経営をしていて、部屋が埋まらないなら、あなたが住んでしまえば一石二鳥というものです。今のあなたの住まいを売却したり賃貸に出して、そのアパートに移り住んでしまえばよいのです。家族が皆成人しているならワンルームにそれぞれ住んでも良いですし、そうした状況を見越して1部屋だけ大きな間取りにしておくのも良いですね。夫婦は2DKの部屋に住み、お子さんはワンルームの部屋に住む。食事のときは夫婦の2DKに食べにくる、といった使い方です。お子さんではなくお祖父さんお祖母さんでも良いです。簡素な二世帯住宅になりますね。
この作戦で2~3部屋埋まるだけでもかなり大きな助けになるでしょう。
友人知人にも住んでもらう。
友人知人にも、「アパートを建てました」と通知すべきです。
友人知人もまた、あなたの近所に住んでいることが多いですし、住まいのニーズが少なからずあるでしょう。
昔は、卒業アルバムなど引っ張りだして片っ端から手紙を送る必要がありましたが、今の時代ならFacebookなどのSNSで多くの友人とつながっていることでしょう。いとも簡単にアパート経営の通知ができますし、空き状況の確認などのやりともできます。
友人知人もまた、大家が知り合いであると喜びます。
親戚、友人知人に住んでもらうと、居住マナーがよくなり物損が起こりづらく、クレームや問題が起きづらいという嬉しいメリットもあります。
つまり、日ごろから人脈を大切にしておくべき。
このように、親戚や友人知人は、アパート経営投資家にとって非常に強力な援軍となります。
いつか来るかもしれない空室リスクに備えて、日ごろから人間関係を大切にしておきましょう。空室になった途端におべっかをしても、冷たい対応をされてしまうこともあります。普段から仲良く、優しくしていれば、「空室で困っている」と打ち明けても、快く協力入居してくれるようになります。
あちこち飲み歩いたり遊んだりするというよりも、優しくしておきましょう。そして、善い人であると信頼してもらえるようなことを、SNSで投稿しておきましょう。
友人知人が多くても市場調査はすべき。20年後も入居ニーズはありそう?
親族、友人知人に助けてもらえるなら、8室程度までのアパート経営投資ならそう失敗することは無いでしょう。
とはいえやはり、アパートを建てるつもりなら周辺エリアの賃貸ニーズを調査すべきです。
不良立地、人口減少地域ではアパート投資は厳しい。
駅から遠い、工場の裏、歓楽街に近い、などの環境だと、やはり空室リスクは高くなります。
町全体の規模はどうでしょうか?人口減少の時世において、ほとんどの市区町村は20年後30年後の不動産ニーズが減少します。
不動産仲介業者に需要供給の状況を聞いて。自分で判断しないこと。
周囲に同じようなアパートがたくさんあれば安泰地域、というわけではなく、たくさんあるゆえに飽和して、空室が増えるかもしれません。
周りにあまりアパート投資家がいないからこそ、ニーズを独占できて安定経営ができるかもしれません。
まずは近くの不動産屋に行き、周辺エリアのアパートの需要供給を尋ねてみましょう。建築会社ではなく不動産仲介業者に尋ねるべきです。建築会社は「ぜひ建てましょう」と言うに決まっていますから。
1軒だけでなく、2~3軒の不動産屋に話を聞きましょう。