
現代の不動産投資では、アパートを建てる投資家はもっぱら、アパート経営に長けた不動産仲介業者に協力を仰ぎます。
人気の高いエリアを教えてくれるだけでなく、安い手数料で管理業務全般までをも請け負ってくれると知って驚くでしょう。
しかし、管理会社にアパート管理業務のすべてを任せて大丈夫なのでしょうか?
ほとんど任せて大丈夫。
ほとんどの管理業務を、任せてしまって大丈夫です。
集客は素人大家がやるよりもずっと手際よく、集客能力も高いです。サブリースなど付けなくても、「管理業務委託」の契約だけでしっかりと集客を行ってくれて、頼もしいです。
難しい書類の作成や保管もやってくれて、不動産やビジネスに疎い人でも問題なく経営をやっていけます。
入居者からクレームがあればクレーム対応も管理会社がやってくれますし、家賃滞納者への督促などもやってくれます。
リフォームの会社選びは意見をしても良いかも!
アパート経営から20年以上が経ち、リフォームの必要性が出てきたときは、少々注意が必要です。
大規模修繕のためのリフォーム会社も、管理会社が契約をしてはくれます。
しかし、こうした際のリフォーム会社は管理会社と癒着していることがあり、高い料金を取られてしまうことがあります。
そのため、あなたはあなたでリフォーム会社に修繕の見積もりを取りましょう。
その額と同程度なら管理会社がよしみにしているリフォーム会社に任せるのも良さそうです。しかし、あなたが見積もりした業者のほうが随分安い場合には、「こっちの業者のほうがずっと安いからこっちでリフォームしたい」と意見をしましょう。
事業計画として、建て替えが必要かどうかもあなたが決めよう。
アパート経営から20年、または30年が経つと、「建て替えましょう」という提案を受けるでしょう。
しかし、これに関しては必ずしも言いなりにならなくてもよいです。
建て替えたほうが人気物件にはなりますし、家賃も少し高くとれはします。しかし、物件やエリアによっては、築古のままでも充分に収益を上げられることがあります。
今どきの木造アパートは、築30年でもそんなに古びていないものです。
建て替えは数千万円がかかるので、本当に必要かどうか、その事業計画はあなたがよくよく検討すべきです。
いかがでしたか?
日々の管理業務に関しては、自力で行うよりも管理会社に委託したほうがずっと楽です。
よほど賃貸経営に詳しい人でもないかぎり、管理会社に任せたほうがよいです。
サブリース契約をする必要はありません。「サブリースは契約せず、管理業務のみを委託する」というプランがあるはずです。