中級・高級クラスのカメラ市場に、ついに「真打ち」とも言える上質なカメラが登場しました!その名は【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】。2017年06月29日に登場しています。この夏・秋は【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】を提げて海に山に運動会に、思う存分撮り倒しましょう!
一般的な新商品レビュー記事は、メーカーから依頼された販促記事。大したことのない商品でも絶賛するのが当たり前で、本当に良い商品なのか、「買い!」商品なのか、いまいちわかりませんよね。その点、当サイトはカメラの「情報サイト」なので、ライターが本当にオススメだと感じる優良機種しか特集記事は組みません。
さて、【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】はどのような点がスグレモノなのでしょうか?
1.【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】の概要は?高画質&多機能の万能優等生!
名前から察するとおり、【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡは「EOS 6D」の後継機種となります。「EOS 6D」は今から5年前、2012年12月に発売され、「小型・軽量なフルサイズ一眼レフ」のコンセプトで好評を博しました。同コンセプトを継承しつつも、画質、オートフォーカス性能、連射性能、動画撮影性能、ネットワーク連携機能などを総合的に進化させた、「EOS 6D」の【完全上位互換】機種と言えます。
【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】の概要・代表的な特徴は次のとおり。
(1)世界最軽量の小型ボディーサイズで携帯性バツグン。
(2)撮像素子35mmフルサイズ 約2,620万画素の最新CMOSセンサー搭載。
(3)フルサイズ一眼レフで唯一、バリアングルモニター&タッチパネル液晶をぜいたくに搭載。
(4)オールクロス45点のAF(オートフォーカス)センサー搭載。
(5)防塵・防滴仕様で海にも砂漠にも連れ出せる。
それでは、それぞれの特徴について、さらに詳しく解説していきましょう。
2.世界最軽量の小型ボディーサイズで携帯性バツグン。
「軽さはコンパクトデジカメやミラーレスの役目。一眼レフは画質重視。」というのがカメラ界の定石でしたが、ミラーレスの想像以上の躍進により、一眼レフも軽量化を無視できなくなってきています。一眼レフにこだわるカメラ愛好者も、「出来れば軽いほうが良いんだよな。」というのが本音でしょう。
【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】はそんな市場のニーズをしっかり察知。可動式液晶モニターを搭載する35mmフルサイズ一眼レフカメラとしては【世界最軽量】の約685g(本体のみ。バッテリーとカードを含むと約765g)を達成しています!「一眼レフカメラといえば約1kg」というイメージの人が多いことでしょうが、高性能フルサイズ一眼でも、ここまで軽くなってきました!なお、高さは約110.5mm、幅は約144.0mmです。
もしあなたが、一眼レフカメラを10年も買い替えていないなら、【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】を持ってみると「軽っ!」と思わず声を出してしまうほど驚くでしょう!
3.撮像素子35mmフルサイズ 約2,620万画素の最新CMOSセンサー搭載。
「軽さの秘密はセンサーがAPS-Cの小さいやつだからでしょう?」そうあなたは思うかもしれません。たしかに、一眼レフカメラが軽量ボディを謳うとき、それはもっぱら画質を妥協したAPS-Cサイズのセンサーが使われてきました。しかし【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】は、フルサイズのCMOSセンサーをしっかり搭載しています!軽さのために画質を妥協する必要は、ないのです!
センサーが大きいことは、高画質な写真を撮るために最も大事な要素!画素数より大事!
カメラに詳しくない方のために簡単に説明しますが、センサー(撮像素子 )が大きいことは、高画質な写真を撮るために非常に重要な、最も重要な条件なのです。スマートホンのCMや商品レビューでは画素数の話ばかりしていますが、カメラの画質を最も左右するのは画素数ではなくてセンサーサイズ。
「35mmフルサイズ」とは、100万円のプロ用カメラも採用する最上級規格。
「35mmフルサイズ」というのは、カメラがアナログだった頃の35mmフィルムと同じ画面サイズのセンサーで、これがカメラのセンサーとしては最大のものです。100万円のプロ用高級カメラも35mmフルサイズを採用しているのです。
※厳密には、35mmフルサイズよりさらに大きな「中判サイズ」というセンサーもありますが、普及品カメラにはほとんど採用されていません。
フルサイズセンサーは高画質なだけじゃなく、画角も広い!風景写真を大迫力に!
フルサイズセンサーの魅力は、画質の良さだけではありません。あまり知られていませんが、フルサイズセンサーを搭載したカメラだと、画角も広いのです。
画角の広さは、風景写真を撮るときに有利。目で見たときのように広い範囲を、たくさんのものを写真に収めてくれるので、大迫力の風景写真を撮ることが出来ます。
4. フルサイズ一眼レフで唯一、バリアングルモニター&タッチパネル液晶をぜいたくに搭載
デジタルカメラ時代になって重要になった要素と言えば、液晶画面の性能です。【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】は、このコンパクトなボディの中に、バリアングルかつタッチパネルの液晶モニターを同時搭載!カンペキです。
バリアングルモニターとは?画面を自由自在に動かせて、様々なアングルを楽に撮れる。
バリングルモニターとは何でしょうか?バリアングルモニターは、液晶画面をくるくると回し動かして、様々な角度から正面視できるようにするもの。たとえば、寝そべった犬の寝顔をアップで撮るために、従来ならば腹ばいで寝転がってカメラを構えないとファインダーを覗けなかったのですが、バリアングルモニターなら画面を空に向けることで、座ったままでもピントや画角を失敗せずに撮ることが出来るのです。
タッチパネルモニターとは?スマホのように、タッチするだけピント合わせや設定が可能。
タッチパネルは、スマートホンのそれと同じです。パネルを直接ポンポンと押しながら設定変更が画像削除などが行えるのはもちろんのこと、液晶画面に映る被写体をタッチするだけで、ピントを合わせることが出来るんです。
スマートホンで経験している方も多いことでしょうが、これが非常に便利なんですよね!背景をボカしたり、茂みの向こうの被写体にピントを合わせてア―ティスティックな写真を撮りたいようなとき、このタッチパネルでのピント合わせは非常に重宝します。また、撮った画像を再生する際には、やはりスマートホンで画像閲覧をするときのように、二本の指で開くだけで拡大や縮小をすることが出来ます。もしスマートホンを触ったことがないとしても、全く問題ありません。
ちなみに、フルサイズセンサーかつバリアングルモニター、タッチパネル搭載の一眼レフカメラは、世界で【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】だけです!
※2017年8月現在。
5.オールクロス45点のAF(オートフォーカス)センサー搭載。
【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】は、AF(オートフォーカス)の性能も極めて優秀です。
新開発のオールクロス45点オートフォーカスシステムが採用されており、つまり、物によっては従来の上位機種よりもオートフォーカス性能が優れているということ。単純に「EOS 6D」と比較しても、従来の11点から約4倍に増えています!フォーカスポイントが4倍に増えただけでなく、被写体を捉える性能に優れたクロスセンサーを開発したことにより、ピント合わせがより高速化・高精度化しました。
このオールクロスを搭載している光学ファインダーは、視野率が約98パーセント(倍率約0.71倍の時)を網羅しており、従来機の「EOS 6D」よりもさらに広い範囲をクリアに視認することができます。
光学フィンダーなら、晴れた屋外の撮影でもくっきり視認&ピント合わせできる!
もしあなたが、光学ファインダー付きのカメラを使ったことが無いなら、このファインダーからの撮影に病みつきになるでしょう!
安価なミラーレスカメラやコンパクトデジカメ、スマートホンのカメラでは、液晶画面を見ながらピント合わせや画角決定をしますが、これ、晴れた屋外で撮影しようと思うと画面が真っ白になってしまって、思い通りに撮れないんですよね・・・。それによって逃してしまったベストショットは数知れずなことでしょう。
しかし光学ファインダーの場合、どれだけ屋外の日差しが強くても、被写体がくっきり視認でき、しっかり画角を決め、フォーカシングすることができます。一眼レフカメラを持っている人の写真がカッコよく撮れている一因が、この【光学ファインダー】にあるのです。
6.防塵・防滴仕様で海にも砂漠にも連れ出せる。
一般的なカメラの難点が、デリケートさにあります。精密機器であるがゆえ水やホコリに弱く、最も活躍してほしい旅行先や運動会でモロさを露呈してしまいます。しかし【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】は、防塵・防滴仕様にも気を配っている、まさしく至れり尽くせりカメラ。
防塵・防滴仕様は、電池スロットやSDカードスロットのカバー開閉部にシーリング部材を組み込んだり、部品と部品の隙間を最小限に小さくするよう各部品を高精度化することで実現しています。
これなら、しぶきの多い海辺、天候の変わりやすい山、砂塵の舞う砂漠、砂ぼこりの舞う運動会などにも、安心して持っていくことができますね。
7.他にもこんなに!【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】の充実多機能。
(1)デュアルピクセルCMOS オートフォーカスにより、光学ファインダー撮影に匹敵するオートフォーカス性能を、ライブビュー(液晶画面)撮影でも実現。
(2)映像エンジンはDIGIC7で、従来機「EOS 6D」より2世代も進化!これにより常時ISO感度40,000を実現。暗所や夜景でもくっきり写る。
(3)新開発のCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC7の組み合わせにより、6.5コマ/秒の高速連続撮影が実現。スポーツにも強い。
(4)初心者でも簡単に撮影が出来る、多彩な撮影モードを搭載。ダイヤルをクルクルと回すだけで、マクロ(接写)も夜景も簡単にキレイに撮れる。
(5)ビデオカメラが不要になるフルハイビジョン4Kタイムプラス動画。あの超精密な4K動画が【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】だけで撮れるんです!
(6)充実のネットワーク機能でIT進化も最先端。スマートホンとの連携を可能にするBluetooth機能やWi-Fi機能も搭載。【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】で撮った画像をスマホですぐにSNS投稿!
8.【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】はユーザー評価も申し分なし!
世の中の商品には、評論家や同業者には高い評価を得ていても、肝心の消費者からいまいち評価されないものも少なくありません。【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】はどうでしょう?
価格.comのクチコミレビューやランキングをリサーチしてみると、【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】はユーザーからの評価・クチコミレビューもハイレベル!売り上げももちろん大好調で、2017年8月11日現在、発売から1カ月以上が経過してもなお、一眼レフカメラ部門で2位に君臨しています。
満足度の総合指数は4.6を記録し、携帯性やデザインで5ツ★を獲得しにくいフルサイズ一眼レフとしては極めて高い評価と言えるでしょう。自由記述のコメントを見ても、操作性など、感じ方に個人差の出てしまう項目での指摘が多いくらいで、画質やバッテリー、ホールド感などは賞賛の声が並んでいます。
また、ユーザー評価ではありませんが、他の専門家によるレビュー記事でも、「万能性の高いフルサイズ一眼レフの決定版!」といった高評価が並んでいます。
9.【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】はこんな人にオススメ!
まとめてみると、【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】はどのような人に向いているのでしょうか。
中級・上級者で画質の良いカメラを求めている人。
中級・上級者で多機能な一眼レフを求めている人。
軽くて高画質な一眼レフカメラを求めている人。
バリアングル液晶搭載かつ高画質なカメラを探している人。
タッチパネル液晶搭載かつ高画質なカメラを探している人。
数万円クラスの入門機一眼レフからステップアップを望んでいる人。
APS-Cセンサー機からフルサイズセンサー機へのステップアップを望んでいる人。
旅行や海辺でも心配なく活用できるタフな一眼レフカメラを求めている人。
では逆に、【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】がオススメできないのはどのような人でしょうか。
安価な一眼レフカメラを求めている人。
力の弱い女性や子供。ミラーレス機でも「重いな」と感じてしまう人。
超高画質カメラを求めているプロカメラマン。
キヤノンの色味が好きでない人。
すでに高級なメイン機を持っており、アクの強い変わり種を求めている人。
10.【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】の相場は?安く買うには?
【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】の気になる価格相場は、どのくらいなのでしょうか?
発売当初のメーカーオンラインショップにおける価格は、ボディ単体で225,000円(税別)、「EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM」が付属するレンズキットが269,000円(税別) 、「EF24-70mm F4L IS USM」が付属するレンズキットが327,000円(税別)。
価格はすでに下がり始めており、2017年8月中旬時点での価格.comの最安価格は税込みで215,000円程度です。一般的な商品と同じように、このままゆるやかな下落を示すでしょう。
カメラは、ネットオークションや中古業者での買取り価格にけっこう良い値が付きます。今お持ちの機種を売りに出して数万円程度の軍資金を得られれば、実質的には15~18万円くらいで入手することが出来るかもしれません。
いかがでしたか?
【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】は「オール5」と言えるほどの多彩さが特徴で、画質を追い求めるユーザーも便利機能の充実を求めるユーザーも、どちらのニーズも満たして満足させてくれるでしょう。こんなに万能性の高い機種はなかなか無いです。
一台のカメラを長く愛で続けるタイプのカメラ愛好者は、「前の子を買ってそろそろ10年にもなるけど、さてどのタイミングで買換えをしようかな・・・」と、迷っているかもしれませんが、【CANONキヤノン EOS 6D MarkⅡ】はとにかく万能性が高く、かつ画質などの基本性能が高いので、「一台持ち」のユーザーにはぜひオススメしたい逸品です。
ミラーレスや5万円前後の入門一眼レフからの乗り換えにも、極めて最適ですね。