運動系の部活や演劇部など入ると、競技をいっぱいやりたいのに「ランニング!」「10周走れ!」と監督に走らされてばかり・・・。
なぜ運動の監督はランニングばかりさせるのでしょう?意地が悪いのでしょうか?
スポーツも演劇も並々ならぬ体力が必要だから!
監督がやたらとランニングをさせるのは、実はとても意味があります!
それは、スポーツにせよ演劇にせよ、ハイレベルな場所で行うなら「並々ならぬ体力が要るから」です。
野球のピッチャーは肩の持久力さえあればよいのでしょうか?
いいえ!全身の体力が要ります!
演劇をする役者さんも、実は同じ。役者さんって、ものすごく体力が要ります!
超一流選手は、疲れていても100の力を発揮する!
たとえば、野球を例にとってみましょう。
プロ野球の1軍で結果を出せる力量を100としましょうか。
実は、実力が100に達しても、プロでは通用しないんです。一度は良い結果を出せても、それが長くは続かないでしょう。
超一流の選手って、コンディションのよいときはもちろんのこと、ヘトヘトに疲れているコンディションいまいちのときですら、100の技量を発揮するんです。
つまり、コンディションの良いときは120くらいの力があります。
プロは毎日試合をしますよね。それって当然くたびれます!
でも、くたびれていても試合があります。くたびれていてもホームランや完投を期待されます。
その期待に応えるためには、「くたびれていても100の技術を出せる」ようになっておかなくてはいけないんですね。だから超一流の選手は、とにかく体力を鍛えます。
プロでなくても高校の部活でも同じで、金曜日の練習で泥だらけになるまで練習した翌日、土曜日の試合で良いパフォーマンスを出さなければいけません!そのためにはものすごい体力が要るんですね。ものすごい筋持久力が要るんです。
たくさん練習するためにも体力が要る(笑)
本番のためだけではないんです。
スポーツや演劇など打ち込んでみると、「あんな練習もしたい、こんな練習もしたい」と課題がどんどん見つかりますよね?でも慣れないうちは、シュート練習を30分行っただけでもうヘトヘトです。
そのあとドリブルの練習をして、ヘディングの練習をして、コーナーキックの練習をするためには、やっぱりものすごい体力が要ります。
監督はそれをわかっているので、「猛練習する体力を付けさせたい!」と思っていて、選手たちにランニングをさせるのです。ランニングは体全体を使いますし、肺活量が鍛えられます。
ランニングだけでなく、とにかく体力が要る!
スポーツ選手や役者として活躍したいなら、とにかく体力が要るんです。
ランニングは体力作りの象徴にすぎなくて、実際には様々な面で持久力をつけていくことが大切です。
盗塁の上手な選手になりたいですか?
それなら短距離走を50本続けるくらいの体力が要ります!1本目や2本目だけ速くても、3本目で遅くなってしまうなら試合で通用しません・・・。試合では何度も塁に出ますし、外野手として全力でボールを追いかけた直後に打席が回ってきたりします。そこでも息を切らしている暇もなく盗塁を決めなくてはなりません!
短距離走を10本走ってもまだ元気!そんな選手にならなくてはいけないんですね。
お芝居が上手になりましたか?
でも、舞台の上に2時間立って、踊ったり駆けまわったり叫んだりする体力もないと、役者として通用しないんです。
アイドル声優になりたいですか?
2時間のコンサートをこなしたあとに、元気な顔でテレビの収録をこなす体力が要るんです!
だから、色々な練習を繰り返し行うことが大切ですし、一日中アクティブに動き回るような毎日が必要です。
プロに行くような選手は、練習のあとにもランニングしている!
野球やサッカーでプロを目指していますか?
プロに行くような選手は、夜8時まで部活をこなしたあと、家に帰って夕飯を食べたら、さらにランニングに出かけます!
長時間練習をしても上手くはならない?でも体力がつく(笑)
近年はむしろ、「部活の練習時間をもっと短くすべき」と叫ばれるようになっていますよね。
プロの選手も、「練習時間ばかり長くても上達しない」、なんて言う一流選手がいます。
それも間違いではないんですけどね。
でも、無意味なように思えるランニングや練習も、長々とやることで、「体力がつく」んです(笑)その体力は、回りまわって意味を生むんですね!
スポーツや演劇、歌などでプロになりたいと思うなら、技術や瞬発力だけでなく、体力が必要なんです。それに気づいた人はプロが近づきますし、選手寿命が長くなります。
どれくらい長く練習すべきかは個人差があるため、部活の時間を短めに設定するのは、正しいことと言えそうです。上を目指す人は、自分で練習時間を伸ばせはよいですね。
「腕立て50回!」と言われたなら、50回出来るようになるだけじゃ不充分!
監督に、「腕立て伏せを50回できるようになれ!」と言われましたか?
まずは1日に50回できるように、練習を重ねましょう。
1日に50回、出来るようになりましたか?
まだゴールじゃありません!
50回やっても、次の日に筋肉痛を感じなくなるまで、腕立て伏せの回数を増やしましょう。
たとえば50回腕立て伏せをしたら、5分後にまた腕立て伏せを30回やります。
そんなふうに回数を増やしていくと、いつしか50回やった翌日に筋肉痛を感じなくなります!
プロの選手は、「試合の前に器具で筋トレをする」なんて言いますよね。普通に考えたら、試合前に筋肉痛になるのは馬鹿げています(笑) でもプロの選手は、筋トレをしても筋肉痛にならないくらい、筋持久力があるのですね。
100投げたその後も、150キロの剛速球が投げられるんですね!ものすごい持久力があるんです。
いかがでしたか?
「そんな体力を付けるのはムリだなぁ!」「ランニングなんてやっぱりイヤだよ!」そんな人もいるでしょう。
それなら、草野球を楽しむ大人になったり、Youtuberとしてマイペースに活動するタレントを目指すのもよいですね♪
プロになるよりもアマチュアに留まるほうが、人生が楽しいっていうことだってあります(^_-)-☆