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「老朽化マンション」と「ヴィンテージマンション」の違いは何?【不動産投資】


近年、「ヴィンテージマンション」という言葉を耳にすることが増えてきました。

言葉の雰囲気から築年数の古いマンションであることが察せられますが、しかし「老朽化したマンション」よりもお洒落で資産価値もありそうな雰囲気です。



「老朽化マンション」と「ヴィンテージマンション」の違いは何だ?

築年数が古くても、多くの人を集めるだけの価値の高いマンションのことをヴィンテージマンションと呼びます。主に下記のような特徴を持っています。


駅チカである、人気エリアにある、生活施設に隣接。

駅から徒歩5分、といった利便性の高い立地にあり、多少古くても入居ニーズが保てています。

または、白金台、お台場、下北沢といった人気エリアに立地しています。

他にも、ショッピングモールにほど近かったり、大病院にほど近かったりなど、生活施設に隣接していることから根強い人気を保ちます。


修繕が丁寧に行われている。

ガス給湯器の老朽化、所々の雨漏り、内壁の黒ずみなど、経年劣化による老朽化に対して、管理組合が全体をまとめて修繕してきています。

修繕積立費を徴収しているだけでなく、管理組合の話し合いも丁寧に重ねられ、無駄のない修繕が計画され続けています。

築年数の割に、入居者たちは古さを感じていなさそうです。


コミュニケーションが取れていて治安がよい。

管理組合やマンションの行事、話し合いなどに対して、住人たちが積極的に参加します。そうでなくても住人同士のあいさつや助け合いを日常的に行っており、マンション内が明るく、治安がよいです。



少しイメージとは異なるかも?

ヴィンテージマンションの概要は上記のとおりです。

少しイメージと異なるな、と感じた人が多いかもしれませんね。

「ヴィンテージ」というとクールな印象ですが、どちらかと言えば人と人の営みによって快適な住環境を保ってきた・醸造してきたマンションのことを指します。

たとえば、シャビーなデザインの外壁に張り替えたりしてもヴィンテージマンションにはならないわけです。

小手先のリフォームではなく、オーナーによる真面目で丁寧なマンション運営によって、知らぬ間に醸造されていた、というニュアンスの物件が多そうです。



いかがでしたか?

「味のあるマンション」と言えますが、それはお洒落な資材に張り替えて演出できる類のものではありません。

いずれにせよ「ヴィンテージマンション」と形容されているなら、建て替えなどしなくてもまだまだ集客が見込めそうです。

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