賃貸アパート経営による不動産投資を検討するとき、多くの人は「なるべく安くアパートを建てたい」と考えるでしょう。それでも入居は活況するので満足してしまいますが、築20年、築30年になっても安定した入居率を目指すなら、もう少し考えましょう。
他のアパートにない付加価値があれば、古くなっても埋もれない。
無難におしゃれな外装の、平均的な設備を持った、平凡なアパートを建てれば、「新築」「築浅」というだけで入居者は入るでしょう。しかし、それが続くのはせいぜい10年です。
その頃には他の新築アパートが登場し、消費者の人気はそちらに集まります。
新築・築浅の長所がなくなったときに、いかに高い入居率を保つか?
その戦略の1つとして、「個性的なアパートを建てる」ことをお勧めします。
他のアパートにはない付加価値があれば、築浅ではなくなくっても埋もれずに人気を保ち続けられるのです。
たとえば防音性能の高い部屋は、音楽をしたい人たちにとって、多少古くても選びたくなる物件です。
こんな個性的なアパートは20年経ってもニーズが根強い。
たとえばこんなアイデアはいかがでしょうか?
とてもオシャレなデザイナーズアパート
庭で家庭菜園が出来る
浴室乾燥機能が充実している
ワンルームなのにキッチンが充実している
防音性能が高く、楽器やホームシアターを満喫できる
ワンルームなのに三重窓で冬も暖かい。暖房費がかからない。
アパートを設計する際に、「こういう機能を付けたい」と進言しましょう。
他にも色んなアイデアがあるはずで、あなたの趣味や特技をぞんぶんに反映させるものにするのも面白いです。
大規模修繕を遅らせることが出来る。
上述したように、個性的な特徴を持つアパートなら、少々条件が悪くても入居を希望する人がいます。
すると、他のアパートがリフォームを必要としはじめる築20年が経ってもまだまだ、建てたときのままで運用し続けることが出来るかもしれません。
それは結果的に、あなたの経費の大幅削減に貢献してくれます。建てるときには少々多くの費用がかかりますが、トータルで見れば逆にお得にすらなるかもしれません。
「個性がある」というのは強いものです。
いかがでしたか?
「無難な普通の賃貸アパート」で入居率が活況なのは、築浅と定義される年数までのことです。
その先の安定した家賃収入は、あなたのアイデアで勝ち取るものだと考えておきましょう。
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