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小説「シャンバラとアセンション」Vo.19

エピソード35


まず、「アセンション達成の条件」を、説明しよう。

これすら知らないアセンション志願者ばかりだと、思われる。



アセンション達成の条件は、

「虹の7色のオーラを、各色、一定量以上まとう」

ということである。

いや、

20世紀まではそれで良かったのだが、

21世紀の私たちの場合は、虹の7色に加えて、ペールコーラルのオーラも、

一定量以上、まとうことが必須となる。

オーラカラーは他にもあるが、

それらは、アセンション後に探求すれば、構わない。



では次に、

「オーラをまとうにどうすれば良いか」

を、説明しよう。


その答えはシンプルであり、その達成は困難だ。

「各色に関連する事象に、自発的に取り組む」

といった答えになるだろう。


とにかく、様々な事柄に、精通していなければならない。

それも、誰かに強制されているうちは、駄目なのだ。

「自発的」に、取り組めることが、重要である。



まとめてみると、

アセンションの条件をクリアする人材というのは、

ある種の万能性を発揮しているのである。

あなたは、自分が万能だと感じるだろうか?

または、「器用貧乏」程度でも、構わないのだが?



エピソード36


では、次は、

各色ごとのオーラ習得の条件などを、順番に書いていこう。



まずは、レッド。

第1チャクラの色であるレッドは、

サバイバルに関連している。

「生きる強さ」といったところだ。



大人と子どもで、条件が異なる。


大人は、「家族を養う力」が必要だ。

まず最初に、

胎児のために10ヶ月を捧げる、「自己犠牲愛」が求められる。

たとえ妊婦を経験していても、

愚痴ばかりこぼしていたり、禁煙や禁酒が出来ないような人は、

条件を満たしては、いない。オーラが養われては、いない。


出産後も、「自己犠牲愛」は、終わらない。

乳児のために、朝から晩まで、尽くせるだろうか?

優しく、辛抱強く、尽くすのだ。


乳児が大きくなったなら、

生計を立て、家事をこなすことが、必要になる。

家事は、家電に頼らずとも、

炊事、洗濯くらいは賄える必要があるだろう。

合格の基準としては、

無人島でサバイバル出来るくらいの自活力が、求められる。

無人島で生き延びる自信が無いなら、アセンションも不可能だ。



男性の場合、

育児に匹敵するような「自己犠牲愛」を見せられれば、良い。

連日のサービス残業でも、会社のために頑張ったり、するのだ。

無人島でサバイバルする程度の自活力が必要なのは、

女性陣と同様である。

男性でも、チャーハンくらいは容易く作れる必要があるし、

洗濯物を、手洗い出来る必要がある。



子どもの場合は、

他人を育むようなことは、考えなくても良い。

親に頼らずとも、朝はしっかり目を覚まし、遅刻せずに学校に通う。

全ての授業を、たくましく、忍耐強く、こなす。

好き嫌いをせず、しっかり食べて、しっかり排泄する。

とにかく、「生きる力」である。


すると、

大人よりも子どものほうが、

レッドのオーラが立派であることが、多いようだ。



また、

寒さに強くなくてはならない。

日本人は、エアコンに依存し過ぎてしまっていて、

殆どの人が、慢性的な冷え性だろう。


冷え性が深刻なのであれば、

真冬に1ヶ月ほど、エアコン無しで過ごしてみると良い。

風邪をひいても、良いのだ。

それでもエアコンは付けず、薬など飲まず、

忍耐力と精神力で、凌ぐのだ。

1ヶ月もすれば、着々と、寒さに強くなっているだろう。

真冬に、靴下も履かずに過ごせて、

裸で一晩眠れるようであれば、合格ラインに達しているだろう。



総じて、レッドのオーラは、

都会の人々よりも、地方の人々のほうが発達している。

また、大人よりも、子どものほうが発達している。

同じ大人でも、

戦後世代辺りのほうが、発達している傾向が、強い。



以上が、

あくまで、アセンションのための「合格ライン」といったところだ。


死を恐れずに、本気で身を差し出せるようになったら、

レッドは、「満点」に達しているだろう。



私は、

雪山に身を投じる覚悟があるため、

レッドだけは、満点に達しているらしい。

長らく、文科系な人生を過ごしてきたので、

レッドが最も得意分野というのは、自分でも意外である(笑)


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